新年第1号の広報やちよに掲載されていた、秋葉市長の挨拶の中に「まちづくり交付金事業」のことが書かれてましたね。

2014年最初のブログではこの「まちづくり交付金事業」について、私なりの意見を述べたいと思います。

元々、全ての市民が満足する市政運営は不可能です。地域的、年齢的等さまざまな価値観が存在しています。
そこで、優先順位をつけることになりますが、市民意識調査が基本になくてはならないと考えます。
ただし、市民生活に必要な最低限の施設を整備するのは行政の義務でありましょう。
さらに市民生活を豊かにするために、「あったらいいな」と思える施設整備を行う事は、激化する都市間競争に勝ち抜くとともに、市民の暮らし満足度を高める大切な姿勢ではないでしょうか。

本事業は、勝田台中央公園の整備や各地道路整備及び補修等の基幹事業と、総合グランド建設等の提案事業に大別されていますが、社会資本整備を国の交付金を使って行おうとするものです。
事業費の財源内訳は,平成26年度末時点の実施予定(平成25年11月7日現在)で、国の交付金が21.6億円(29%)、起債が37.6094億円(51%)、一般財源が14.79058億円(20%)となっていますが、一般財源には(仮称)市民の美術館建設基金5億円が含まれています。(実質の一般財源は10億円弱)

まちづくり交付金は、住宅ローンにおける頭金であると考えてください。と同時にその性質は社会資本整備に限定されるものです。(教育や福祉には使えないもの)人口増加を続ける八千代市においては、今の市民が負担する一般財源より、後年度市民になる人々も負担する起債(一定期間で返済する借金)を利用する方が公平だと思います。(ただし、起債を起こすには、国が返済可能と判断しない限り実行できません。つまり、国が八千代市の起債を許可すると言うことは、国が八千代市の財政が少なくとも一部の方が主張すうように危機的状況でないことの証明です。)

そこで総合グランド(以下、総合G)について、どうしても言いたいことがあります。
本施設は、平成14年から利用出来なくなりました。(平成6年野村証券がIBMリアルエステートに売却、平成13年まで、会社のご好意で利用出来ましたが、会社は八千代市に買収を打診、平成13年3月5日付で買収できない旨回答、会社は7月15日付けでIBMに売却)

民間施設の有効利用は、確かに市の経費削減に寄与したかもしれません。しかし、県内市町村で総合G
を持っていないのは、八千代市だけです。
総合Gには、トラックとフィールドがあり、市内小中高校の陸上競技に限らず、今ではすっかり定着したニューリバーロードレ-スの発着点にすべきです。その外、サッカー(八千代高校が、もし練習で使用し芝に慣れれば、全国大会でもっと上位にいけるのでは?)、ラグビー、パークゴルフ等、利用したいと思っている団体は数多くあるはずです。また、「ふるさと親子まつり』の花火大会では、さじき席にもなります。

今まで市では、総合Gの名称をいくつか挙げて公募していましたが、
私の考えは、NOです。
名称を公募するぐらいなら、市内外の企業に対し命名権を売り込み、少しでも経費がかからない取組をすべきだったと思います。