八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ:安全安心まちづくり > 新型コロナウイルス感染対策

緊急事態宣言が9月12日(日)まで延長され、間もなく夏休みを終えて新学期を迎えるお子様や保護者の皆さまは大変ご不安のことと存じます。
八千代市の教育委員会では、新型コロナウイルス感染者数がこれまで以上に拡大傾向にあることを踏まえて、さまざまな角度から子ども達のまなびを出来る限り確保しながらも感染リスクを配慮した学校教育についてご検討いただきました。

詳しくは9月1日に各学校から案内がなされますが、ご不安を出来る限り解消するべく、報告できる範囲で情報共有させていただきます。
※今後の感染状況等により、以下内容に変更が生じる可能性がありますのでご了承ください(8/26現在の情報です)。

● 緊急事態宣言中は短縮日課
9月1日(水)から新学期再開。9月2日(木)~3日(金)は4時間授業(給食後下校の短縮日課)、9月6日(月)~10日(金)は5時間授業(給食後、1時間のみの短縮日課)とする。

● 学童は利用可
緊急事態宣言中も、学童については下校時間から利用可能とする。

● 部活動は原則実施しない
原則実施しない。これは可能な限り速やかに対応し、8月28日(土)からは完全対応。ただし、上位につながる大会がある部活に関しては、大会2週間前より条件付きで練習を認める。

● 緊急事態宣言中の校外学習・修学旅行等について
修学旅行については改めて保護者の皆さまのご理解を十分に得た上で、中止または延期の判断を各校で行う。その他の遠足や映画鑑賞教室、演劇鑑賞などといった校外で行う学校行事は行わない。

● 学校行事について
感染リスクの高い活動については行わない。運動会(体育祭)については、学年単位で行う・保護者の参加無し・プログラム変更・実施時期や時間、参加人数の調整などといった感染対策を講じたうえで各学校長の判断で実施可能とする。
合唱コンクールは感染リスクが高いので実施はしない。


● 学校での感染症対策について
前提として、感染リスクの高い教育活動は行いません。
熱中症対策にも留意しながら、感染対策の徹底を図ります。実施内容については、八千代市教育委員会が策定したマニュアル「八千代スタイル」の対策レベルを引き上げ、各校が共有・徹底し実施します。このマニュアルは新型コロナ感染症に対応するための、小・中学校の教育活動における留意点がまとめられています。

夏休み前までにも実施していた「対面にならない」「教室レイアウトの間隔を空ける」といった感染対策はもちろん継続しますが、特に授業に関する対策の一部を紹介します。

(対策の一例)
★ 授業は個人で学習できる活動を中心に行う。グループ学習、班での話し合い、ペアワーク等は行わない。
★ 一斉に声を出す音読や群読は行わない。
★ 授業での外部人材の活用は控える(小学校の英語学習の際のALT等は除く)
★ 体育では球技のゴール型ゲームや武道で相手と組み合う活動など、身体接触や接近するような活動は行わない。
★ 音楽では歌唱や管楽器などを利用した活動は行わない。
★ 全校集会・学年集会などは放送設備等を活用し、各教室で行う。
★ 学習発表会や合唱コンクールなど、児童生徒を一堂に集める行事は行わない。

なお、基本的には流水でのこまめな手洗いを徹底させます。
これは、登校時やトイレ、外から教室の入るとき、給食の前後だけではなく、 図書室など共用スペースを利用する際や、共用の教材・教具などに触れる際も前後の手洗いを徹底させます。
当面はありませんが、流水による手洗いがどうしても出来ない場合(例えば、校外学習や修学旅行のバス乗降車時など)は、手指用アルコールを用いて感染症対策をします。

他にもさまざまなケースで細かくルール設定がなされていますが、ここでは割愛させていただきます。


● オンライン学習の導入について
八千代市では、2018年2学期から各学校内に無線LANを完備し、3~5名に1台のタブレットPC端末、書画カメラや電子黒板等の必要な設備を全小中学校で導入しています。すでに全国で行われているようなICT教育は実施しているものの、1人1台端末環境での運用については2021年9月開始を予定し、準備を進めてきました。

昨日の8/25に、八千代市内の各小中学校へ1人1台のタブレットPC端末(すぐに使えるように、端末にプログラムをインストールするといった環境設定が完了した状態)の整備が完了しています。
「すぐに配布して、オンライン学習を開始すれば良いのではないか?」とのお声もあるかと思いますが、単に端末が配布されただけの丸投げ状態や、まだ十分に教員が活用できる体制が整っていなかったりしていては、安心してオンライン学習に学びを預けることができません。
また、タブレット端末を持ち帰っても、子ども達自身が保護者の方のサポートを必要とせず、一人で学習に使えるようにならなければなりませんし、「オンライン」という環境を与えるうえで、学習に必要がないコンテンツへのアクセスも十分懸念されることから、子ども達へ安全に機器を与えるためにもルールについて事前に教育する必要があります。

学校現場からも「(子どもたちへの教育が先に行われなければ)家庭と学校でのオンライン学習を行うことが難しい」という意見もあったことから、八千代市では子ども自身がタブレット端末を授業で活用できるようにし、保護者の方などの支援を必要としなくても学習に活用できるようになった段階ではじめて、端末の持ち帰りにステップアップする方針としており、この夏休み期間を活用して、先生方への端末導入研修を行ってきました

この9月、新学期がスタートしましたら、学校で新しいタブレット端末を子ども達一人一人にお渡しします。小規模の学校であったり、中学生のお子さんであれば比較的早く習得されると思います。しかしながら、低学年のお子さんであったり、学校の規模によってはばらつきがある可能性もあります。それでも出来るだけ早期に「登校することなくオンライン学習」が成立できるように図ってまいります。

(本市のICT教育について、詳しくはこちらのブログでお話しています)
http://blog.livedoor.jp/hattoritomonori/archives/29335926.html



今回の対応で、短縮授業ではご心配の家庭も多いと思いますが、どうかご理解の程よろしくお願いいたします。今後、オンライン学習を実施することになっても問題がないように、9月中にタブレット端末をつかった学習をお子様には実施したいと思います。
とはいえ、登校自体に大変なご不安を抱える方も多いと思います。体調不良やワクチン接種に関する遅刻・欠席だけではなく、ご不安でお休みされる方もすべて欠席扱いとはいたしません。


9月1日以降、各学校でより具体的なことについてご案内があると思います。
あくまでこちらで書かせていただいたことは市教育委員会にて方針決定したものであり、学校の規模や先生方の体制などによって異なる部分があること、また今後の感染状況によってはさらに軌道修正する可能性があることもご承知置きください。

安全を守りながらも、子ども達に大切なまなびや経験の機会をむやみに奪わないよう、出来る限り市としても教育委員会と密に連携を図りながら取り組んでまいります。
ご家庭にも、感染防止のためにさまざまなお願いをいたしますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

※本市の接種人数について、8/22付の状況を追記しました(8月24日)。

八千代市では、「65歳以上の高齢者」を対象に4月末から接種を開始したのち、7月初旬に12~64歳の方全員へワクチン接種券(クーポン券)を郵送。7月中旬から「基礎疾患をお持ちの12~64歳の方」「高齢者施設や市内の幼児教育、保育施設の従事者」「(基礎疾患のない)60~64歳の方」を対象に優先接種を行ってまいりました。
そして、8月16日・17日には、「(基礎疾患のない)12~59歳の方を含めた、すべての接種対象者」へ向けて、市のWEB予約システムやコールセンターによる第1回目の予約受付をいたしました。

しかしながら、「対象者総数に対してワクチン予約枠が少なすぎるのではないか?」「いつになったらワクチンは接種できるようになるのか?」等々のご指摘・ご不安の声を多く頂いております。今後も2週間ごとに県から配布されるワクチン供給量に合わせて、速やかに予約枠を追加する予定ですが、現時点(8/21現在)でお伝えできる本市の接種体制への取り組みや、ワクチン供給状況についてお話しします。


● なぜ接種対象者とスケジュールを変更したのか
6月末時点では、18歳以上を対象とした国の集団接種(自衛隊東京大規模接種センター)や大学・企業等での職域接種の機会拡充が進むことを見据えて、まずは接種券を全年齢へ一斉郵送しつつも、市の接種予約は7月初旬に優先接種対象者、そして8月中旬から50代、その後40代、30代・・・と、対象者を絞りながら受付を進めていく予定を立てておりました。
しかしながら、7月下旬頃から本市においても若い世代の感染者が急増する傾向が顕著にみられ、10代・20代からの家庭内感染も多く確認されるようになりました。一方で、高齢者や基礎疾患の有無に限らず、全国的に重症化の傾向が30代~50代のいずれにも見られ始めるなど、年齢に関係なくワクチン接種を必要とする状況となったため、医師会ほか関係機関と協議の上、予約体制の見直しの必要があると判断いたしました。
そのため、8月16日以降のワクチン予約対象者を「(年齢に関係なく)クーポン券をお持ちの方全員」に拡大し、さらにキャンセル待ちについても(従来の65歳以上の高齢者から)対象者全員へ変更することになったのです。
↓ 7/5時点の計画案(旧)
ワクチン接種スケジュール2021-07-05 175107
↓ 8/5時点の計画案(最新)
0805市接種スケジュール2021-08-22 074411

※補足
6月時点にも接種スケジュールについてブログ(こちら)でお伝えしておりましたが、現在はさらに前倒しで進めています(以下、赤字にて修正)

<優先順位と八千代市の接種スケジュール(6月時点)>
順位1 医療従事者(6月時点で開始済)
順位2 ①高齢者施設入所者及び従事者②65歳以上高齢者(6月時点で開始済)
順位3
①基礎疾患等を有する方(12歳~64歳)
対象者数/9,925人(総人口の4.9%)
【市の予約開始】7月初旬から中旬
【市内での接種開始】7月中旬
 ⇒7月中旬から個別医療機関で順次予約・接種開始。市のWEB予約は7月下旬。
②高齢者・障がい者施設の従事者
対象者数/3,038人(総人口の1.5%)
【市の予約開始】担当課と協議
【市内での接種開始】7月下旬から8月上旬 ⇒7月中旬
③60歳~64歳まで
対象者数/10,285人
【市の予約開始】7月末頃
【市内での接種開始】8月初旬頃
 ⇒7月中旬から個別医療機関で順次予約・接種開始。市のWEB予約は7月下旬。
④(八千代市独自の優先接種者)保育園・幼稚園施設の従事者
【市の予約開始】担当課と協議
【市内での接種開始】⇒7月中旬

このほか、以下の方へ優先的に接種を進めています。


順位4
12歳~59歳まで
対象者数/121,550人(うち、12~15歳は7,608人)
【市の予約開始】未定 (年代別接種を推奨) ⇒年代別を取り止め。
【市内での接種開始】8月下旬頃 ⇒8月中旬


● 市の予約システム刷新など、受付体制を強化
65歳以上の高齢者を対象に行ってきたWEB予約では、「アクセスしてもつながらない」「つながっても操作の都度待たされ、予約完了まで時間がかかりすぎる」といった問題点がありました。5/20の予約2回目、6/14の予約3回目と回を重ねるたびに修正を行いましたがそれでも根本的な解決にはならなかったため、同時に大量のアクセスがなされても問題なく稼働されるシステムに刷新しました。
新しい予約システムは7月26日(優先接種対象者へのWEB予約)から導入していますが、アクセスが集中しても従来のようなトラブルが一切生じることなくスムーズに稼働しています。
同時に、LINEによる情報発信ツールも用意し、市ホームページだけではなく電子メールやLINE、Twitterなどから予約に関するお知らせが出来るようにするなど、予約の受付体制強化に努めました。

(LINE公式アカウントやスマートフォン対応画面の導入)
LINE公式アカウント_2021-07-08


● 市内個別医療機関における接種枠の増設
ワクチン接種能力を高めるためには①ワクチンの数を十分に用意する、②接種できる機会を増やす という2点が重要です。本市では八千代市医師会等と継続して検討を続けてきており、6月時点のご報告以降もワクチン接種を実施いただける個別医療機関の更なる追加を実現してまいりました。
(ワクチン接種を実施する市内医療機関)
4/23時点・・・62カ所
8/19時点・・・75カ所

※令和3年8月末時点
ワクチン供給量に応じて、引き続き各個別医療機関への直接予約における接種回数を増やしていただくように、市から働きかけをしています。個別医療機関全体における接種回数が集団接種を上回ることもあり、現在、個別医療機関全体の接種能力は集団接種の1.5倍以上の回数です。
なお、直接予約のためのお問い合わせについては、市ホームページにあります「ワクチン個別接種可能な医療機関一覧」をご確認のうえ、通常診療の妨げにならないよう極力かかりつけ医の診療時にお尋ね頂くか、病院の掲示物やホームページ、メール案内等もご確認頂ければ幸いです。
(ワクチン個別接種可能な医療機関一覧)
https://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page200034.html


● 八千代市に供給されるワクチン量の推移について
まず前提として、市に供給されるワクチンの量について、市から県へ「〇箱供給して欲しい」と依頼をして配分されるという仕組みではありません。本市としましても、予約受付システムや接種体制を増強していますから「可能な限りたくさん配分して欲しい!」という思いはあります。
しかしながら、あくまでワクチンの供給の流れは、
①国の方針のもと、各都道府県へ配分される。
②千葉県の配分方針・スケジュールに沿って、各市町村へ供給される
とされております。
八千代市ワクチン供給スケジュール 2021-08-21 153247

● 8/21時点で市に供給完了したワクチン数
現時点で供給が確定したのは第10クール分(8/5供給済)までで、本市には4月のワクチン供給開始から累計135箱が納品されています。1箱は195バイアル(1バイアル5回接種の場合975回接種分、6回接種の場合1,170回接種分)ですから、人数に直すと7万7999人分相当(1人あたり2回接種換算)のワクチンが届いたことになります。
そして、VRSの速報値によれば8/10時点での本市の1回目接種人数が6万1762名(対象者全体の34.22%)ですから、単純計算で8/11以降に接種枠として確定できるのは1万6237名分ということになります。
8.10時点接種状況2021-08-22 073713

※追記(8月24日)

接種状況について、令和3年8月22日時点の数字を追記します。
ワクチン接種率 2021-08-22時点

※ 国が発表する全国・各都道府県の集計値は「65歳以上」「すべて」という区分を採用しており、他自治体もこれに準ずるケースが多いのですが、本市では現状が分かるように「65歳以上」「64歳以下」もお伝えしています。
ご参考までに、8月22日時点の1回目接種完了率は、全国で44.24%、千葉県全体では41.84%、本市は42.50%(76,691名)です。

(全国・都道府県別の接種率)
https://cio.go.jp/c19vaccine_dashboard


● 8/16・17に実施した市の予約人数が対象者総数に対して少なかった理由
本市には12~64歳の方が12万8134人いらっしゃいます。
これに対して8/16・17の予約枠は計6383人分でしたから、冒頭にお伝えしたとおり、多くの方から「枠が少なすぎるのではないか?」というご指摘を頂きました。
その理由は、受付システムや接種体制の不足ではなく、単純に「8/16時点で確定しているワクチン量がそれだけしかなかった」ということに尽きます。
ワクチン箱数は、実際に納品されてみないことには予定どおりの数が届くかどうか確定できません。国・県から提示されている供給スケジュールはあくまで「予定」であり、ワクチンが手元に届くまで見込みどおりの数が届くかが不確定な状況にあるのです(実際に、予定されていた箱数の6割しか届かなかったこともありました)。

そのため、県から提示されている配分スケジュールでは第11クール(8/16、8/23の週に納品予定)で14箱(8,190名が2回接種できるワクチン数)と示されてはいますが、8/16・17の予約の際は8/11時点で残り1万6237名分となっているワクチンから捻出しなければならないので、数が絞られてしまうという状況にせざるを得なかったのです。もちろん、このすべてを市の予約受付分に回したわけではなく、直接予約ができる市内個別医療機関にも相当数のワクチンを配布しております。

「納品予定数を見越して予約枠を確保してしまえば良いのではないか?」という声もあるかと思います。この議論も5月になされましたが、特に集団接種会場では予め医療従事者の配置スケジュール等を組む必要がありますから、万一ワクチン供給量が予定していたより不足してしまった場合は現場はもちろんのこと、各医療機関や予約されていた市民の方への混乱をも招く恐れが高いという懸念から、本市では確実に納品された分のみを予約枠としています。


● 他市町村とのワクチン供給量の比較
予約枠の少なさから、「八千代市だけ他に比べてワクチン量が少ないのではないか?」とのご意見も散見されましたが、以下の「県の配分スケジュール」をご覧いただければわかるように、そのようなことはございません。
<千葉県のワクチンの配分量と接種実績>
県から各市町村への配分2021-08-21 152722

千葉県からは、8/13付で次のような方針が出されています。

「国において新型コロナワクチンの割当てに係る配分計画が示され、第13クールから第15クールにおいて、12歳以上の人口の8割へ2回接種するために必要なワクチンが県に配分されることとなった。これを受け、県では国の配分方法を基本とし、以下のように各市町村へ配分する。」
<配分方針>
(1)各市町村の12歳以上人口の8割が2回接種するために必要な接種回数を算出する。
(2)これまで市町村に配分したワクチン量等から接種回数を算出し、(1)から差し引いた残りの「未接種回数」に応じて、基本枠の85%程度を按分する。
(3)これまで市町村に配分したワクチン量から、VRS の接種数を差し引いた数を「未接種ワクチン量」とする。
(4)各市町村の2週間の総接種回数(VRS)から1クール(2週間分)の消費箱数を算出する。
(5)基本枠の15%程度を(3)、(4)をもとに按分する。
(6)その他、必要な調整*を行う。
 *住所地外接種の状況など、市町村の状況に応じ調整する。端数調整を含む。
(その他)
・この方針は原則第14・15クールにおいても同様とする。
・県全体の接種率が対象人口の8割に最大限近づくよう配分する。
・既に対象人口の8割の接種に必要なワクチンを配分している場合は、新たに配分しない。
・接種実績及び供給数はファイザー社及びモデルナ社ワクチンについて勘案する。
・第14・15クールの国の調整枠数によって、配分比率など変更する場合がある。
・第14・15クールの国の調整枠数によって、配分数がさらに増加する市町村がある。



● 国からのワクチン供給の見通し
県のスケジュールには第13クールまでは記載されていますが、14・15クールは国の供給見通し自体が「予定」となっているため掲載されていませんが、厚労省HPでは見込みの数字を把握することが可能です。
<国から県への配布見通し>
国から県への配布見通し2021-08-21 152115
(厚労省HP- ファイザー社の新型コロナワクチンの供給の見通し)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_supply.html

● 今後のワクチン分配の見通しについて
第14・15クールについては県からスケジュールの提示がなされていないため、本市の見通しも確定できない状況にありますが、全体の8割接種を目標とするならば14万4370人分のワクチンを確保するということになりますから、単純計算で第14・15クールで83箱(4万8236人分)が分配される必要があります。
(9/6の週の第13クールまでで累計165箱、9万6134人分のワクチンが本市に供給完了予定)

6月時点では11月末までの接種完了を目指して体制を整えるとしておりましたが、7月にワクチン供給量が落ち込んでしまったことや、第15クールまでに予定どおり確実に供給がなされるかどうか等により不透明なところがあります。
本市としては、ワクチンが供給され次第、可能なかぎりすみやかに接種枠として提供できるよう引き続き対応してまいりますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

八千代市では、65歳以上の高齢者の方について令和3年7月末接種完了を目指し、接種回数の増設を図るために八千代市医師会等と検討を進めてきました。これはワクチンの数が十分に用意できたとしても、接種できる機会を増やさなければ接種能力を上げることができないからです。

さて、6月13日時点での見通しについてお伝えします。

●本市におけるワクチン接種実績
※6/13時点で、国のシステム(VRS)へ接種医療機関等からの入力速報値です。
八千代市高齢者数/52,328人
うち、1回目接種/19,619人(接種率 37.5%)
うち、2回目接種/2,899人(接種率 5.5%)

<高齢者(65歳以上)接種完了の見通し>
65歳以上の高齢者の接種目標を80%と設定した場合、現在の接種状況や予約状況から概ね7月10日までに1回目の接種を完了し、7月末までに2回目の接種を終えることができる見込みです。なお、「新型コロナワクチン接種郵送予約申込書(6月21日消印有効)」を郵送いただいた接種希望者についても、7月中に1回目の接種を終え、8月中旬までには2回目接種を完了する見込みです。

この見通しを得るために、市として以下の対策を講じています。

●予約枠の増加策
①集団接種を毎週3回(日・水・木)から毎週5回に増設
集団接種(オーエンス八千代市民ギャラリー)の実施曜日を、6月19日以降は金曜日及び土曜日の午後)を追加します。
②集団接種会場におけるワクチン接種に関する医療従事者の増員
③個別医療機関の新規追加
6月16日以降の「東京女子医科大学八千代医療センター」をはじめとした新型コロナワクチン接種協力医療機関を新規追加します。
④個別医療機関での予約枠の増加

●予約方法の改善
①郵送によるワクチン接種予約の申し込み受付を開始
コールセンターやWEBでの予約受付が出来ない方のために、6月3日時点で市がワクチン接種及び予約状況を把握できない方を対象に「新型コロナワクチン接種郵送予約申込書」を郵送。こちらを返送いただくことで、市が日時を調整して2回分の接種予約をお取りします。

②個別医療機関での予約方法と接種対象者の明示
6月4日現在「ワクチン個別接種可能な医療機関一覧」以降から、予約方法(WEB予約または直接予約、もしくはどちらも可能かどうか)と、直接予約の場合の接種対象者について掲載しました。病院によっては診察券を持っていれば可能であったり、初診でも受付可能な場合があります。
※注意
予約方法や直接予約の場合の接種対象者については、随時変更となる場合があります。また、接種可能な医療機関は今後、追加・削除される場合がありますので、最新の情報をご確認ください。
(高齢者(65歳以上)の方の新型コロナワクチン接種(予約窓口))
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100277.html

③集団接種会場キャンセル待ち登録の受け入れ
集団接種会場でキャンセルが発生した場合、これまでは医療従事者の未接種者へ連絡しワクチンにムダが無いよう対応してきましたが、医療従事者等を対象とした接種も進んでいることから6/18(金)より高齢者(65歳以上)のキャンセル待ち登録を受け入れ、既にワクチン接種を予約済みの方が予定日より早く接種を受けられる機会を準備します。
※注意
キャンセル待ちリストの登録申し込みは6月18日~7月末までです。なお、ワクチン接種を確約するものではありませんのでご了承ください。
(キャンセル待ち登録に関する詳細)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page200026.html



65歳未満の方への接種についての見通しもお伝えします。

国の動向として、ワクチン接種を加速化するために、地域接種のみならず職域接種(企業や大学など職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を行うこと)を進め、令和3年11月末までに希望するすべての方のワクチン接種完了を目指すとされています(国の接種計画では、接種完了時期は令和4年2月末まで)。

<64歳以下の接種スケジュール>
これを踏まえ、本市では職域接種に対応できるようにクーポン券(接種券)の発送を年齢別など分けることはせず、12歳~64歳までの対象者全員に一斉発送することとしました。
発送の目途は7月初旬(7月5日頃)とし準備を進めていますが、それよりも早く必要とされる方には事前連絡で個別発送できるよう対応する方針です。

※補足
国の大規模接種センターや6/21以降に始まる職域接種(企業・大学等)のため7月初旬の発送以前に必要とする方のみ、ちば電子申請システムまたはコールセンターで発券を受け付けます。早く欲しい方なら誰でも発券可能ではありませんのでご注意ください。
(6/16付で市ホームページにて申し込みについて詳細を掲載しました。)
「新型コロナワクチンの大規模接種及び職域接種に対応した接種券の発行について」
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page200029.html



●優先順位と八千代市の接種スケジュール(案)
※国が定める順位1(医療従事者)順位2(①高齢者施設入所者及び従事者②65歳以上高齢者)は既に接種が始まっていますので省略します。
順位3
①基礎疾患等を有する方(12歳~64歳)
対象者数/9,925人(総人口の4.9%)
【市の予約開始】7月初旬から中旬
【市内での接種開始】7月中旬
②高齢者・障がい者施設の従事者
対象者数/3,038人(総人口の1.5%)
【市の予約開始】担当課と協議
【市内での接種開始】7月下旬から8月上旬
③60歳~64歳まで
対象者数/10,285人
【市の予約開始】7月末頃
【市内での接種開始】8月初旬頃
④(八千代市独自の優先接種者)保育園・幼稚園施設の従事者
※過去の本市のクラスター発生施設として、高齢者施設・保育園・幼稚園・精神科病院・障がい者施設などが挙げられるため、本市独自の優先対象を設けました。
順位4
12歳~59歳まで
対象者数/121,550人(うち、12~15歳は7,608人)
【市の予約開始】未定(年代別接種を推奨)
【市内での接種開始】8月下旬頃

64歳以下の方に向けて、国や県による大規模接種会場での接種や職域接種を推奨しながら、11月末までの接種完了を目指して今後も随時改善を図り取り組んでまいります。


※ご参考
(65歳未満の基礎疾患のある方及び高齢者施設等の従事者の新型コロナワクチン接種について)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page200025.html

八千代市も他自治体と同じく、ワクチン接種を希望する高齢者の早期接種完了に向けた努力をする旨を国へ回答しており、そのためには7月10日までに1回目の接種を完了させなければなりません。本市では、次回コールセンターやWEBでの予約受付(6月14日頃を予定)までに高齢者接種の終了の見通しをつけるという方針のもと計画案を策定し取り組みを進めています。

今回は、本市の現況報告と、主に接種能力向上に関する改善案についてお話します。
※あくまで計画案であり、努力目標であることをご承知置き下さい。

・ワクチン接種の予約状況
八千代市の65歳以上の人口は約53,000人です。
そのうち、WEBやコールセンターから受付した5月6日~、20日~の予約人数は約15,000人です。また、接種済の対象者約3,300人を差し引いて、残り約35,000人。
ここからさらに、5月20日以降の個別接種の予約受付分(約11,000人)を差し引いた約24,000人が5/25時点でまだ予約受付が出来ていない人数となります。
この約24,000人分が、7月10日までの接種枠の確保を目指す人数ということになります。

・ワクチン接種能力と予測数
ワクチンの供給スケジュールは先日Twitterでもお伝えした通り順調に予定されています。
ワクチン供給スケジュール2021-05-28
(八千代市ホームページより)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100400.html

しかしながら、1日あたりの接種可能回数を増やさなければ(いくらワクチンを供給できても)接種枠を増やすことができません。そのため、本市では現在「ワクチン接種能力の向上」に注力しています。
5月17日から八千代市でも本格的にワクチン接種が始まりましたが、5月24日までの1週間のワクチン接種数をもとに算出したワクチン接種能力が次のとおりです。
現状は、
【個別接種】3,305回/週
【集団接種】2,160回/週
合計 5,465回/週

これを目標どおり到達させるためには、以下のように改善しなければなりません。
【個別接種】(目標)6,300回/週
【集団接種】(目標)3,360回/週
⇒合計(目標)9,660回/週


この目標のために、
①集団接種の稼働率を高める
②個別医療機関への接種枠の増設(既に個別接種している医療機関への接種枠増設要請・新規医療機関への要請)
の実現に向けて、医療従事者の確保や医療機関への要請なども含めて関係職員とともに全力で進めているところです。市民の皆様には、事前案内や予約受付の対応で多くのご迷惑をお掛けしており大変恐縮ではございますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

5月6日の初回ワクチン予約の際は、混乱を招き大変申し訳ございませんでした。
前回の反省を踏まえ、改善策を検討してまいりました。
詳細が確定しましたのでご報告します。

●目的
年齢別に接種予約日を設定して市民の方々へ協力依頼することで、過度な受付集中の分散につなげてシステムの負荷軽減を図り、円滑な接種予約が進むようにする。

●概要
①年齢分けについて
75歳を境に、65歳~74歳、75歳~の2通りに分けます。

②予約開始日
75歳~:5月20日(木)
65歳から74歳まで:5月21日(金)

※5月22日(土)は65歳以上の方全員を対象としますが、受付状況により終了する場合もありますのでご了承ください。次回予約は6月中旬を予定しています。

③予約時間
5月20日(木) ※75歳以上のみ
コールセンター:午前8時30分~午後5時15分
WEB:午前8時30分~午後8時

5月21日(金)※65歳から74歳まで
コールセンター:午前8時30分~午後5時15分
WEB:午前8時30分~午後8時

5月22日(土)以降~ 
※65歳以上全員を対象にしますが、受付状況によって終了の場合あり。
コールセンター:午前8時30分~午後5時15分
WEB:午前8時30分~(以降、24時間いつでも受付可)

④予約枠について
集団接種6,966名、個別接種635名を2分割し、端数は75歳以上に含めます。
5月20日(木)集団接種 3,483名、個別接種 318名
5月21日(金)集団接種 3,483名、個別接種 317名

⑤WEB予約受付システムの簡素化
「WEB申し込みフォーム」における予約完了までの手続きについて、最初のIDとパスワードのほか、以下3点のみの入力に簡略化しました。
①メールアドレス(予約のお知らせのために必要。お知らせ不要の方は入力はいりません)
②電話番号
③1回目の予約

(改修前)
ログイン→【登録情報】氏名入力→【登録情報】メールアドレス入力→【登録情報】郵便番号・住所入力→【登録情報】電話番号入力→【予約】1回目→【予約】2回目

(改修後)
ログイン→【登録情報】メールアドレス入力→【登録情報】電話番号入力→【予約】1回目

<改修ポイント>
・氏名(カナ)はセットアップ済みのため入力不用とする
・2回目の予約手続きは不要とする
(コールセンター、WEB申し込みともに、1回目の予約を取るだけで「1回目の予約日時から3週間後の同施設・同時間」を目安に2回目としてセットで予約を自動的に取ります。)
※2回目の決まった日時は、全員にお手紙にてお知らせします。

⑥市ホームページの専用ページリニューアル
「市ホームページの書き方が分かりにくい」といったご意見を踏まえ、ワクチン予約に関するページを刷新しました。今後の見通し(次回の予約開始日や予約枠など)につきましても随時ご案内し、出来る限りご安心いただけるよう尽力してまいります。

★新型コロナワクチンの接種について
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100400.html

(掲載内容)5/17時点
1.ワクチン接種・供給スケジュール
2.ワクチン接種までの流れと接種方法等について
3.ワクチン接種の優先順位
4.ワクチンの基本情報など電話相談窓口
5.ワクチンの有効性・安全性・副反応に関する情報
6.よくあるお問い合わせ
7.これまでの取り組み
スクリーンショット 2021-05-17 184816
スケジュール2021-05-17

★新型コロナワクチン接種(予約窓口)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100277.html
予約のながれ2021-05-17


明日以降も、キャンセル対応についてなど検討を進めておりますので、引き続き情報をお伝えしてまいります。

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