八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ:はっとり友則活動記録 > Twitterへ寄せられたご意見

毎週水曜日は、八千代台小学校の通学路で行うスクールガード活動からスタートします。
地元児童の安全のために始めた活動ですので、市長就任後も緊急の要件がない限りは、登庁前に旗を振って子ども達の元気な姿を見送っております。
スクールガード

さて、私が現在担当している場所は、信号のない変形交差点です。
スクールガードを行っている写真をTwitterに投稿したところ、つぎのようなコメントを頂きました。

おっしゃるとおり、この場所は本当に危険な交差点です。
私が市議会議員時代の頃ですから、少なくとも30年以上前から地域の方々から信号機の必要性が訴えられており、実際に小学校の校長先生からも警察へ要望を出した経緯があるほどです。
しかしながら、信号機を設置するには歩行者が待機できる十分なスペースが必要とされており、警察からも「構造上この場所への設置は難しい」という結論が出ています。そのため、ここには重点的にスクールガードを配置し、登校する子ども達の安全を人的にカバーするということで現在まで対応を続けてきました。
コメントにあるとおり、下校時も危険が伴いますが、スクールガードの皆さんも「朝なら参加出来るけれど、午後は難しい」という方が多いため、あとは保護者の皆さんのお力でカバー頂くしかないという状況にあります。

このように、交差点の規模が小さく信号機が設置できないという箇所は市内に他にも存在しており、PTA活動による見守りのほか、「スクールガード」にご参加いただいている市民の方々のお力によって、子ども達の安全が守られています。
そして、各学区の状況は「スクールガードリーダー連絡協議会」から市教育委員会へ集約されておりますので、道路事情の把握については出来る限り連携を図り、改善につなげたいと考えています。スクールガード活動の中でお気付きの点がありましたら、ぜひご報告ください。特に通学路の安全確保については、最大限の配慮を行っていく所存です。 

ところで皆さんは、スクールガードがどのように募集されているかご存知でしょうか?
スクールガードは、市で雇用し配置しているものではなく、各学区の小学校単位で募集しており、教頭先生が窓口になっています。なるべく学校関係者など身元が明らかな方に登録頂き、(スクールガードを装った犯罪など)万一の事件を未然に防ぐ狙いから、市ホームページで安易に募集を受け付けることは行っておりません。

以前、私のFacebookへ「スクールガードに参加したいので手続きを教えてほしい」と嬉しいコメントを頂いたことがあります。登録を希望する方は、活動したい学区の小学校へ直接お問い合わせ頂ければOKです。
地域によっては、危険な場所が多いにもかかわらずスクールガード希望者が少ないところも見受けられます。ぜひ多くの方にご参加頂き、地域の子ども達の安心安全の確保が進められればと願っています。

そして、ドライバーの皆さん。
朝の急いでいる時間帯ですから無理に車を止めることはいたしませんが、児童の生命が第一ですので、ぜひ余裕を持って運転していただければ幸いです。

先日ブログで「緑が丘地区への中学校新設について」考察させていただいた内容に、多くの皆さんからコメントを頂きました。

一部コメントをご紹介させて頂きます。

ありえす @ARIES010215 
情報発信ありがとうございます。 現在、私立への進学が多いのは事実なんだと思いますが、私立に行くから中学はいらないではなく、中学がないから私立へ行くしかないが現実だと思います。 新しく住み始めている住民達の意見も聞いてください。
午後9:46 · 2020年10月6日

ミト @KN1QhRWH6pdYTxi 
中学校についての考察ありがとうございます。 他の方も仰ってる通り家から遠いので私立という考えだと思います。現に私にも子供がいますが中学ができないなら隣の市の私立しかないなと思っています。こんなにも人が増えているのに未来への投資はないのでしょうか…
午後7:52 · 2020年10月7日

Anti-Anti-Gravity @aagaagaagaagaag
いつもありがとうございます。 仕事柄データ分析をしており、近年の緑が丘地区の若年人口増加率や転居数をみると、中学校新設不要となったことについて懐疑的に思っています。 就任直後に試算検証をされた当時の資料と算出根拠を開示頂きたいです。 当時の試算から上振れなどしていないでしょうか。
仮に当時の試算が正しかったとしても、たとえば将来人口推計をもとに既存2中学校の将来通学者の居住分布を試算して、通学者の居住地域が緑が丘地区寄りになっていくのが明らかであれば、緑が丘に学校新設し、既存校は老朽化補修せず建て壊して他目的活用する、といった検討もされましたでしょうか。
午後8:50 · 2020年10月6日

み @gjRe2APiisL3qGG
考察感謝致します。丁寧な対応に、心から励まされます。本題ですが、他の方が述べていらっしゃるように、八千代市の今の中学校の設備、内容、場所等を考えた上でも、私立や他市の中学校に行かざるを得ない状況なのだと考えられます。全国的に見ても、統廃合ばかり目につく中で、未来ある子供が増えている現状にあるのに、大変もったいないけつろんではないでしょうか。未来の八千代市を支える子供たちへの支援をお願い致します。
午前3:17 · 2020年10月9日

沢山の貴重なご意見をお寄せいただき、有難うございました。
さて、皆さんがご心配されている点は、主に次の2つです。
①本当に今の増加推移で中学校が足りるのかどうか
②既存の中学2校までの通学距離がありすぎるのではないか?(そのために止む無く私立を選択するケースが少なくないのではないか)

①に関して、「最終的に中学校新設は不要だと決定したのはいつなのか?」と再度確認したところ、検討した記録が残っているのは平成18年の時点が最終であることが明らかになりました。
想定当時からすでに13年近く経っており、今なお新しくマンションが予定されている状況について検証されていないことや、平成29年の市長就任時に説明を受けたデータには(0歳~6歳など)学歴前のお子さんが含まれていなかったことなどを踏まえ、「令和9年以降は本当に既存の2校で対応できるのかどうか」について、きちんと検証し数値として示す必要があると判断しましたので、プロジェクトチーム発足を指示しました。

今回は、この件について詳しくお話していきます。

(広報やちよ(令和2年6月15日号)より)
広報やちよ緑が丘昔と今

「この地域に中学校用地を確保する必要があるかどうか?」に関する検討について、平成18年に会議を行った記録が残っています。
当時、学校新設など公共用地を準備する必要がないかどうか検討されたのですが、緑が丘西地区を中心に住宅地の開発が進んでいく想定で試算がなされた結果、「小学校新設は不可欠だ」ということになりました。そこで、市は小学校新設のための用地2万6千平米を23億円で購入し、平成22年に「みどりが丘小学校」が開校しています。
しかし、中学校に関しては「既存2校で十分対応できる」という試算結果が出たため、中学校新設のための用地は不要と判断され、このとき土地を確保しなかったのです。

今回、改めて近隣小学校1年~6年生までの人数をもとに試算が可能な令和8年度までを確認し、既存2校で中学校の受け入れ人数に問題がないことの確証を得ましたが、市教育委員会では未就学児の数字を持っていないので令和9年以降については「確実に足りる」とは言えないとしたうえで、今後のマンション建設の状況によっては状況が急変する可能性があるため『(2校で受け入れきれないのではないかという)市長の懸念はもっともである』という回答を得ました。

この地区の子ども達は、睦中と高津中以外の中学には距離が離れすぎているため学区を変更することが出来ません。しかしながら、今後もマンションが多く建設された場合、(戸建てと異なり)一気に子どもの数が増える可能性があります。
ここで問題なのは、現時点で「中学校用地が確保できていない」ということです。
学校用地として平均的な広さは2万平米と言われていますが、この一帯はすでに宅地として整地されていますから土地の確保が大変困難です。家が建ってしまうと買い上げられず、新設しようにも手遅れになってしまいます。
この状況を、市長として見過ごすわけにはいかないと判断しました。
「用地が無くて学校が新設出来ない」といった混乱を来すことが無いよう、未来のまちづくりに対する政治責任としても早急に検討結果を出し、(新設の必要があるとなれば)遅くとも1年以内には用地確保に目処を付けるようなスピード感を持たなければ間に合わないと考えています。

そこで、「令和9年度以降も既存2校で対応可能か否か」を数値で示し検証するためのプロジェクトチームを早急に立ち上げるよう指示しました。中心メンバーは学校を管轄する市教育委員会ですが、例えば戸籍住民課や、今後の市内開発の情報を得ている都市整備部など、想定に必要な数字が提供できる市役所関連部署からもメンバーを集め、多角的に検証する予定です。

一方で、このようなご意見も寄せられています。


今回、中学校新設に必要な費用も試算しました。
新たに2万平米の土地を購入するのに約34億円、校舎建設費約21億円、体育館約5億円、合計約60億円ほどかかることになります(文科省の補助金が全く出ない場合です)。
※補足
みどりが丘小学校の用地を購入した当時は未整備の状態でしたが、新たに中学校用地を購入するとなれば既に宅地となっている土地を購入することになるため高額になる試算です。

八千代市は、昭和40年~50年代にかけての人口増加とともに短期間に集中して整備を進めてきた経緯があり、近い将来、さまざまな公共施設が建物としての寿命を終え、更新時期を迎えることになります。
既に老朽化が進んでいる既存小中学校の対策はもちろんのこと、今年は新型コロナウイルス対策を優先的に取り組む状況であったため、財政的に余裕がある状態ではありません。
(公共施設等の改修等に係る将来コスト予測)
公共施設建て替えグラフ
表のとおり、将来コスト予測はこれまでの実績値を大きく上回っていることから、現在、中長期的な改修等の費用の縮減及び平準化を図る取り組みを進めているところです。
中学校新設には約60億円が必要になりますが、八千代市が直面しているこうした問題とのバランスもとらなければなりません。まちづくりの考え方や取り組み方法にはさまざまあると思いますが、まずは生徒数の今後の推移を一日も早くプロジェクトチームで検証してまいります。

また、②既存の中学2校までの通学距離がありすぎるのではないか?とのご指摘についても、市内の他の中学校とのバランスも見ながら、公平性を欠くことにならないよう配慮する必要があると考えます。現在、市内11校ある各中学校の通学の実態について再調査を指示しています。
こちらにつきましても、今後報告します。

(追記)
2021年3月9日、通学路を実際に歩いて問題点を確認しました。
「緑が丘地区の中学校通学路の現場視察」

2022年3月25日、検証結果と今後についてブログに書きました。
「緑が丘地区への小・中学校新設に向けて」

参考資料/
(公共施設等個別施設計画について)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/21003/page100030.html

先日、Twitterに「八千代緑が丘に新しい中学校建設をしないのか?」というご質問を頂きました。今回はこの点についてお話したいと思います。
 
近年、八千代緑が丘駅前に多くのマンションが立ち並び、緑が丘西の開発が進む中でも沢山のファミリー世帯がお住まいになられています。
平成22年(2010年)にはみどりが丘小学校が開校していますし、同じように私も「この地区には中学校が足りないのではないか?」という懸念を抱いておりましたから、市長就任後すぐに市教育委員会に話をしました。
その際、「この地域の生徒数に対して、中学校が足りるのかどうか?」について、今後の推移とピーク時での受け入れ人数の状況について調査した結果、市教育委員会の試算によれば「既存の中学校2校でカバー出来る」という結果に至りました。

この2校とは、「高津中学校」と「睦中学校」です。
高津中学校には、高津小・西高津小・新木戸小の子ども達に加え、みどりが丘小の学区から約半分の子ども達が進学します。また、睦中学校には睦小とみどりが丘小の残り半分の学区の子ども達が進学することになっています。
しかしながら、新木戸小・みどりが丘小はどちらも私立中学校などへ進学するケースが多く、小学校児童数がそのまま中学校生徒数とならず、結果的に既存の中学校2校でも十分対応できているのが現状です。

一方で、市全体における既存の学校建物の状況についてもお話しなければなりません。
既に耐震工事や洋式トイレ、エアコン設備の導入は済んでいますが、市内小中学校の校舎老朽化対策が急務になっています。
既存の公立小中学校の校舎を手入れし、少しでも長く活用していこうという「学校長寿命化計画」を進めています。特に、外壁塗装改修については、公共施設の再配置や統廃合を含めた市内全体の最適化を目的とした「公共施設等個別施設計画」の中にも組み入れて検討を進めており、今年度は、専門家による各学校の損傷状況調査を進め、ランク付けして改修する順番を決定する予定です。

子ども達を育む学校環境について、今後も引き続き取り組んでまいります。

(追記)
この考察後、改めて詳しく経緯を確認した件についてこちらのブログで報告しました。

子どもたちが遊べる場所として、身近にあるのが公園です。
八千代市には、八千代総合運動公園や萱田地区公園、黒沢池近隣公園といった規模の大きな公園のほか、住宅街の中にある比較的規模の小さな公園などを合わせると350を超える公園があります。
さて、今回は公園についてTwitterで次のコメントを頂きましたので、本市の公園計画についてお話したいと思います。


まずは、公園でのボールあそびについてです。
八千代市の条例には、ボール遊びを禁止する具体的な規定はありません。しかしながら、遊びの仕方によっては他の利用者への妨げになったり、けがをさせてしまう恐れがあることも事実です。公園が道路に面している場合、遊び方によってはボールの飛び出しも懸念されます。
そこで、スポーツの杜公園や桑納川公園グラウンドなど、球技スポーツとして楽しむことが可能な環境が整っている一部の公園を除いて、「危険なボール遊び」を禁止しています(各公園にも、「危険なボール遊びは禁止」である旨の注意看板を設置しています)。 
危険なボール遊びの具体例としては、硬いボールや金属バットを使用した野球は安全確保が難しいので禁止しています。やや曖昧な表現に思われるかもしれませんが、状況に応じて危険かどうかの基準が変わりますのでご理解いただければ幸いです。

とは言え、ボール遊び自体を全面的に禁止しているわけではなく「危険でなければボールで遊んでも大丈夫」です。市内にはさまざまな形状の公園がありますので、ぜひ広場などで利用者同士で配慮しながら、ボールを取り入れた遊びも楽しんでください。

ちなみに、チームに所属などしていなくても、予約をしていただければ思い切り友達同士などでサッカーや野球などを楽しむためにグラウンドを使用することができる公園がいくつかあります。一例を挙げておきます。
(スポーツの杜公園)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page000036.html

(桑納川公園グラウンド)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page000064.html

(総合グラウンド)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/101102/page100072.html

※補足
公園の管理運営を効率的・効果的に行い、市民サービスの向上と経費の削減を目的として、八千代市では2019年4月から市内11カ所の公園で指定管理者による管理を行っています。
11カ所の公園の特長をまとめたホームページも、指定管理者によって作られています。
(八千代市指定管理公園一覧)
https://yachiyo-park.jp/introduction/
八千代市指定管理公園一覧画面

ボール遊びのほか、よくあるご質問の中には「子どもの自転車練習のために、公園を使ってはいけないのか?」という内容もお見かけします。これについて、原則的には公園内の自転車の乗り入れ・通行は禁止となっていますが、子ども達の自転車の練習に関しては、保護者の方の付き添いがあった上で、他の利用者の迷惑にならない範囲であれば許容できるものとしています。

ボール遊びにしても、自転車練習にしても、どちらも子ども達にとって大切な機会です。
基本的には「他の利用者に迷惑がかからないかどうか?」という点でご判断いただき、譲り合いの精神で上手に公園をご利用いただければ幸いです。市としましても、何かトラブルがあるようでしたら都度対応していきますので、公園緑地課までご相談ください。

余談ですが、2020年4月から八千代総合運動公園内の新川大橋下にスケートボードができる敷地が出来たのをご存知ですか?
ぜひこちらもご活用ください。
(八千代総合運動公園スケートボード広場)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page100099.html
スケートボード


続きまして、公園の遊具についてもお話したいと思います。
公園には、滑り台やブランコ、砂場などの遊具を配置しています。
老朽化などの理由で撤去されるケースも多々ありましたが、市内に現存する遊具は1,000を超えており、一度撤去しても自治会を通じて住民の皆さんに希望する遊具を調査のうえ新規に配置したり、また住宅整備によって公園を新規追加することなどで、遊具の数は年々増加しています。

小さなお子さんに人気の大型複合遊具も、市内にはいくつかあります。
代表的なものでは、黒沢池近隣公園の大蛇を模した遊具が人気で、長いすべり台などを目当てに週末などは多くの家族連れをお見かけします。
(黒沢池近隣公園)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page100034.html
黒沢池

また、新たな公園として、緑が丘西地区に「西部近隣公園」を令和4年度供用開始を目指して整備しています。こちらにも大型複合遊具を設置する予定ですので、完成したらぜひご利用ください。


さて、こうした公園や緑地の運用については、「八千代市緑の基本計画」にもとづいて進めています。八千代市が将来にわたって緑豊かな自然を保てるように、緑地の保全や都市緑化の推進計画を定めたり、新しい住宅街が出来るなど利用者の状況に合わせて公園緑地の適切な配置や維持管理の方向性を示しています。
平成15年3月に定められた基本計画でしたが、八千代市の緑の状況や都市緑地法の改正、市民意識の変化など、緑を取り巻く情勢が大きく変化してきたことから、緑豊かなまちづくりをさらに発展させるため、平成30年3月に八千代市緑の基本計画を改定しています。
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page000022.html
(緑の将来構造図/八千代市緑の基本計画(改定版)より)
緑の計画図

この基本計画の中で、公園に関することは「基本方針3 公園・緑地の整備」で触れており、市民に愛される公園・緑地の適切な維持管理に努め、多様化する市民のニーズに合わせるための再整備を進めることを謳っています。
基本方針3の項目
※表の右端の数字は施策番号です。

八千代市と一口で言っても、地域によって優先して取り組むべき内容が随分と異なりますので、市内を7つ(八千代台、勝田台、高津・緑が丘、大和田、村上、睦、阿蘇)の地域に分けて、それぞれの特徴に合わせて施策をまとめています。
(地域の視点からみた緑の施策)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/content/000087902.pdf

公園の不足という観点から、特に高津・緑が丘地域についてはその傾向が見られます。
この地域については、緑が丘周辺は大規模店舗や高層マンションが立ち並んでいるうえ、「西八千代北部特定土地区画整理事業」によって、北部は更なる人口増加が見込まれている地域です。一方で、街区公園1公園あたりの面積が、標準の1/3程度と小さな規模であることが課題として挙げられていました。
北東部近隣公園、南部近隣公園、そして西部近隣公園という緑が丘の新たな公園スポットを、地域住民の皆さんにご活用いただければと思っています。


今回は公園・緑地についてのみ触れましたが、そのほかにも八千代市に残る豊かな自然を守り育て、多種多様な生物が引き続き生息・生育できる環境に配慮するための施策なども計画しています。
この機会に、ぜひ本市の他の取り組みについてもご覧になってみてください。
(八千代市緑の基本計画/第5章)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/content/000087901.pdf
基本方針全体

参考/
八千代市ホームページ/八千代市緑の基本計画(改定版)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page000022.html

八千代市の公園・スポーツ施設
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/town/category00000320.html

先日、八千代市の子育て行政についてTwitterで方針をお伝えしたとき、多くの皆さんからご意見が寄せられておりました。その中で、「市民を集めて声を聞いても、ただ会を開いただけで終わっているのではいか?」とご不安に思われているお話をお見掛けしました。

今回は、こうした皆さんを集めてのワークショップをどのように生かしているのか?についてお話したいと思います(子育て行政についても、後日お話します)。

現在、八千代市では、令和3年度から始まるあたらしいまちづくりの指針となる「八千代市第5次総合計画」を策定しています。これは、①基本構想 ②基本計画 ③実施計画 という3層の構成です。

①基本構想
これは、長期的な視点から八千代市のまちづくりを進める上での基本理念と将来像を示すもので、将来像の実現に向けた施策の大綱となるものです。
「八千代市第5次基本構想」の素案を作成するにあたっては、八千代市が目指す未来のまちの姿をイメージする必要があります。そこで皆さんがどのような未来図を描いているのか、その方向性をワークショップやワールドカフェ、そして市民意識調査などを通して寄せられたご意見を参考にさせていただきました。ちなみに、(Twitterでご意見を拝見した)けんじさんがご参加くださったのは、このワークショップではないかと思われます。

ワークショップ
「あなたが考える八千代らしさとは?」・「八千代市の目指すまちはどんなまちか考えよう!」の2つのテーマで、小学校区ごとでワークショップを開催しました。
第5次ワークショップ

ワールドカフェ
カフェのようなリラックスした雰囲気でグループに分かれて意見交換を行う手法です。グループ別に6つのテーマから選び、話し合いながら意見やアイデアを出していただきました。
第5次ワールドカフェ

八千代市市民意識調査
市民の方々が市政に対してどのような意識を持っているか、市政全般にわたる考えを広く伺い、その意向を計画策定に反映させるとともに、市政運営や政策立案の基礎資料とすることを目的として実施しているものです。
(例)
第5次調査ー2

市長と秀明大学学生との意見交換会
これからの時代を担う若者の意見を直接聞くことを目的として、「八千代市が若者に選ばれるまちになるためには?」をテーマに、秀明大学の学生5人との意見交換会を開催しました。  
第5次秀明大学

さまざまな角度からご意見を頂いた結果を市役所でまとめて、後日ホームページで皆さんへ報告しています。
(各取り組みのまとめ報告)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/11000/page100001_00005.html



こうして皆さんから集めた声をもとに、基本構想の素案を策定しました。
八千代市が目指す未来の姿(=基本的目標としての将来都市像)は、「人がつながり 未来につなぐ 緑豊かな 笑顔あふれるまち やちよ」です。
これには、
●人と人とのふれあいだけでなく、行政と地域の様々な団体との交流や連携によって市民の誰もが孤立しないまち
●先人たちがこれまで築いてきた歴史や文化、豊かな自然環境、そして活気あふれる産業を次世代へ継承しながら持続するまち
●喜びや希望、活気を連想させ、安心して明るく暮らせるまち
という思いが込められています。

この思いのもと、「将来都市像を実現するための5つの柱」を基本目標とし、それぞれより具体的な方向性を設定しました。現在ホームページで、この基本構想の素案を公開し、パブリックコメントの募集をしているところです。寄せられたご意見、そして(諮問機関である)八千代市総合計画審議会の答申を踏まえてさらに内容をブラッシュアップし、今年度の12月議会に上程する予定です。

(八千代市第5次基本構想(素案)への意見募集)
【期間】令和2年8月3日(月)から令和2年9月3日(木)まで
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/21800/page100260.html



恐らく、今回のワークショップが「ぼんやりしている」と感じられたのは、総合計画の土台となる①基本構想について作成するためのものだったからだと思われます。
具体的にはどうするのか?といったビジョンについては、次の②基本計画(限られた資源を最大限活用し、まちづくりを着実に推進していくため重点的に実施する施策)の中で整理し、
・現況と課題の整理
・基本方針、指針
を設定しながら、計画を確実に進めていくための実効性を確保していく考えです。

さらにその後、③実施計画の中で、基本計画で定めた施策を効果的に実施するための具体的な事業を明らかにしていき、実現に向けた体制の整備や財源の裏付けを伴う市政の具体的な計画をしていきます。


今回は、第5次基本構想についてを例にお話しましたが、八千代市では他事業に関しても、市民の皆さんの声をお伺いする機会を広く持ち、行政に反映していく努力をしています。
とはいえ、令和2年3月にまとめた市民意識調査を拝見すると

<市の事業やイベントなどの情報を得る手段は?>
⇒広報やちよ 76.1 %
⇒市のホームページ 17.4 %
⇒市のツイッター(やっちツイッターを含む) 3.3 %
市長との対話や市の会議等 0.1 %

<今後取り組んでほしい市の情報は?>
⇒広報やちよの配布の充実 48.8 %
⇒携帯電話への情報提供の充実(情報メールの配信等) 30.8 %
⇒インターネット(ホームページ)やツイッターによる情報の充実 39.1 %

<市の課題を市民と一体となって解決するために必要なことは?>
⇒情報公開(制度)の充実 20.9 %
⇒市役所が行っている施策や事業内容のPR 21.4 %
⇒市民の立場から見て市の抱えている課題を市民が理解しやすい仕組みをつくる 48.7 %

という結果となっていましたので、こうした皆さんのニーズに応えられるよう、今後も私のツイッターで出来る限り情報提供したり、皆さんからの声をお伺いする機会を作っていきたいと考えています。

(ご参考)
八千代市第5次総合計画策定基本方針
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/content/000112852.pdf

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