八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ:はっとり友則活動記録 > Twitterへ寄せられたご意見

この度のワクチン予約では、大変なご面倒をお掛けいたしており申し訳ございませんでした。
5/7時点での八千代市の状況をご説明いたします。

予約を開始した5/6初日の時点で、千葉県から配分されて納品が確定したワクチンの箱数が5箱分(約6千回)しかなく、予約枠数を十分に用意することが出来ませんでした。今後のワクチン配布を見越して枠数を増やす検討もしましたが、万一、医療従事者を配置したものの納品が遅れた状況等を踏まえ困難であるとの見解となり、止む無く一度受付を締め切ることとし、確実に十分なワクチンの納品が見込める5/20頃に改めて予約を再開する判断となりました。
なお、次回再開の時点では23箱分の納品が見込まれており、予約枠数も大幅に増やすことができる予定です。その際は、集団接種よりも早いタイミングでの接種が期待できるとして「6月中旬までの個別接種の予約」を予定しておりますのでご了承ください。

千葉県からは、5/6時点で「6月末(第8クール)には65歳以上の高齢者全員の2回接種分のワクチン量が国から配分される見通し」であると示されています。
※「配分される」見通しであり、6月末に接種が完了するということではありません。

koureisya
(千葉県ホームページより)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/covid19-vaccine.html

国からも5/7付で見通しについてツイートがなされました。


予約が取れずに接種が受けられないということはありませんので、ぜひご安心ください。県から確実にワクチンが配布されるようにしっかり連携を図るとともに、5/20までの期間中に今回の予約体制において反省点を洗い出し、受付再開に向けて可能な限り改善を図ってまいります。 

今回、国・県でのワクチン確保は出来ているようでしたが市町村への供給が遅れていた状況にあり、期待していた予約枠の確保に至りませんでした。多くの市民の方々の期待を裏切る形となり大変申し訳なく感じております。
現在、市職員全体でワクチン接種の体制立て直しを図るとともに、まずは5/20以降に関する情報を早く市民の皆様にお伝えするよう準備を進めております。インターネットをご覧になれず、また防災無線でも情報をお届けできなかった方にとにかく早く情報をお伝えするため、5/15付広報やちよの内容を差し替えております。また、市ホームページやTwitter、緊急メールなどあらゆる情報発信ツールでの周知準備、またそれに伴い連動する形で防災無線を活用する検討などを急ピッチで対応しているところです。
私のTwitterやブログ等でも、何か新しい情報があれば都度発信いたします。
一日もはやく対象者の皆様がワクチン接種を完了できるように、引き続き取り組んでまいります。


ご参考/
新型コロナウイルスのワクチン接種について(市ホームページ)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100277.html

新型コロナワクチンについて(千葉県ホームページ)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/covid19-vaccine.html

以前、「八千代市では、地震で水道施設が被災するなどして生活に必要な水が得られない場合に備え、井戸を所有する人を対象に“災害時協力井戸”を登録しています」ということをTwitterでお伝えしたところ、次のご質問を頂きました。


そこで今回は、災害時における八千代市の給水対応と、ペット同行避難についてご紹介します。

1.給水対応について
災害時の飲料水については、
①災害用井戸(各小中学校)による対応
②備蓄ペットボトルによる対応
③上下水道局による対応
の、大きく3つの手段で給水対応を行います。

①災害用井戸
これは、避難所となる各小中学校に設置されているものです。作動点検は発電機も含めて月1回実施しているほか、水質検査も年2回行っております。ただし、水質検査で新木戸小学校と勝田台小学校の井戸については飲料不適となっています(現時点)。

②備蓄ペットボトル
東消防署内倉庫に500ml × 14,400本、上下水道局に500ml × 25,000本を備蓄しています。これは、一人当たり一日3リットルが必要だと換算した場合、最大約6,560人の1日分の飲料水にあたります。

③上下水道局による対応
・運搬給水(応急給水)
医療・福祉関係機関などの重要施設や、緊急を要する給水拠点を優先し、車両等で運搬給水を実施します。この給水拠点は、断水・応急給水に対応できる職員や車両の確保状況に応じて逐次拡大するほか、必要に応じて広域応援体制の枠組みを活用し給水量を拡大します。また、仮設水道管や応急給水施設の設置も検討します。
・緊急貯水槽(地下貯水タンク)
西八千代調理場また勝田台中央公園に設置済の緊急貯水槽を活用し給水対応にあたります。こちらは手押しポンプによる給水が可能となっています。


また、「災害時協力井戸は実際どのように使うのか?」ということについても触れておきます。

位置付けとしては、災害が発生したときに生活に必要な水が得られない場合に、市民等が所有している井戸を生活用水や飲料水として活用させていただけるように登録を要請しているものです。
現在(令和3年4月1日付)は計95か所が登録されており、黄色の表示板を交付していますのでこちらを井戸に掲示していただいています。登録に際して、現地調査や水質検査を行った上で判断しており、登録後も3年に1回を基準に市が水質検査を実施しています。仮に飲料に適さないとの判断がなされた場合は、登録を解除します。

もし利用することがあった場合は、利用のために特段の手順は必要ないとしています。この理由は、登録の時点で「災害が発生したら、市民の求めに応じて協力(許可)いただく」ということを要件にしているからです。
ただし、停電が発生した場合に、自動ポンプを使用している井戸などは使用できなくなったりするため、あくまでメインは先にお伝えした3点の給水対応をしっかり行ってまいります。

余談ですが、なぜ八千代市内にはこれほどまでに井戸が整備されているかご存じですか?これは第3~8代市長として八千代市発展のために尽力された仲村市長時代に、上・下水道の普及を含めた都市基盤整備を進めたことによります。当時はまだ規制がかかる前で、多くの井戸を設置することも可能でした。ちなみに、この上・下水道整備のおかげで、本市の水道料金は安く抑えることが出来てきました。近年は老朽化対応で値上げもありましたが、それでも県内で比較するとその安さが分かるかと思います。

※ご参考/市ホームページより
(令和元年10月1日に水道料金を改定しました)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/801000/page100023.html

(災害時協力井戸について)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/121500/page000028.html


2.避難所におけるペット対応について
八千代市では、被災して自宅が危険な場合や、避難指示が発令されている場合には、ペットとご一緒に安全な場所へ同行避難することを推奨しています。
動物が苦手な方やアレルギーを持っている方に対して配慮が求められるため、ペット専用スペースを設置することで対応するよう運営マニュアルを用意し、防災訓練ではペット同行避難に関する訓練も行っています。

また、八千代市では災害時における動物救護活動を迅速かつ円滑に実施する体制を整える目的で、令和2年3月16日に京葉地域獣医師会と「災害時における動物救護活動に関する協定」を締結しました。
動物救護活動の対象となるのは、主に犬と猫です。
市の協力要請に基づいて、京葉地域獣医師会に所属する獣医師の方々が、負傷したペットの応急手当や、飼い主とはぐれたペットの一時預かり、避難所での衛生指導などを行います。

2020年3月16日動物救護に関する協定締結式

避難所ではゲージに入れることを条件に、(避難所施設ごとの状況によって異なりますが)体育館内の倉庫や更衣室といった屋内や、渡り廊下・ピロティといった屋根がある屋外スペースにペット避難場所を設置する想定しています。また、避難所にペット専用の備蓄食料や薬はありませんので、飼育に必要なものを飼い主の防災用品と一緒に準備しておき、避難の際にはゲージに入れる等してお連れください。

とはいえ、避難者の受け入れ状況、また大型動物・危険動物といった種類によっては受け入れが困難な場合もあることから、ぜひ平時のうちに万一のときの預け先を探しておくと安心です。他にも、災害に備えて日頃から準備できることを市ホームページにまとめていますので、ぜひご覧ください。
(ペットの災害対策)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/60500/page100208.html

はちと市長202104
私の大切な家族の一員、愛犬のハチです。

間もなく、八千代市長の任期満了を迎えます。
先日は、市長に就任してから「4年間で実現できたこと」について一部をご紹介しましたが、私はまだまだやり残したことを多く抱えております。
公約をひとつでも多く実現したいという思いから、すぐにでも出来ることは早急に着手してきた一方で、長期的な計画を要することを覚悟した上での公約も掲げておりました。特に後者については、この4年で地道に下地を作ってきましたので、まだもう少し、実現へのしっかりとした道筋をつけられるまで責務を全うしたいという思いがあります。

さて、今回は私のTwitterにこちらのコメントを頂きましたので、私が掲げる「今後実現したいこと」について大きく6つに絞ってお話したいと思います。


1.東葉高速鉄道の運賃値下げプラン推進
(4年で達成できなかったこと)
 この「東葉高速の運賃値下げ」は、時間がかかることは承知の上で、それでも必ず成し遂げたいと長年掲げてきたことです。この4年間では、市民の皆さんが実感できるような成果にまでつなげることは叶いませんでしたが、以前のブログでご報告したとおり着手を怠ることなく継続課題として向き合ってきたことのひとつです。東葉高速(株)が債務超過を解消した後、私が提案する「東京メトロとの合併」まではさらにいくつかの段階を踏まなければなりませんが、諦めずに何としても実現へ歩を進めていく所存です。
ご参照/
東葉高速線の運賃・定期料金値下げに向けての取り組み

(これから改善に向けて出来ること)
①通学定期の割引率引き上げ
 私はさらに割引率を5~10%上げることが出来ると見込んでいます。こちらについては既に提案しており、東葉高速からも「近いうちに実現できそうだ」と回答いただいています。 通学定期が値下げ出来れば、今は費用的なことから時間がかかっても京成線を選択している学生さんが、東葉高速線に切り替えるきっかけにもなり、さらなる利用者増加にもつながることが期待できます。

②経営改善・経営体制の見直しによる値下げ交渉
 経営統合の前提となる経営改善に向け、東葉高速に対して主要株主且つ取締役である八千代市長の立場から、自立支援委員会や取締役会において主体的な経営努力に一層取り組むよう要請します。
 例えば「試験的な値下げ」はそのひとつです。実は、東葉高速ではこうした試験を過去一度も試したことがありません。試験的な値下げを行い、どの程度乗降客を増やすことが出来るのかを試すということは、将来的な展望を探るうえで不可欠な取り組みです。また、支払いに現金以外の方法を導入し、定期代など多額な支払いをする場合の利用改善を促すといったことも必要と考えます。

③固定金利への借り換え実現を要請
 これは以前から提案していることですが、いまだ実現に至っておりません。より具体的に、JRTT(鉄道運輸機構)に主要株主の立場から、超低金利のうちに固定金利への借り換えを行うように働きかける必要があると考えています。


2.京成沿線の駅周辺市街地活性化
(4年で達成できなかったこと)
 八千代台・大和田・勝田台駅の周辺活性化については、東葉高速線の運賃値下げと並んで「八千代市を根本から変える」ため、私が掲げた公約のひとつです。そのためのステップとして、まずはこの沿線地域を分断してしまっている線路を高架化(もしくは地下化)する「連続立体交差事業」を進めることを考えていました。連続立体交差事業ありきで、就任後から京成電鉄(株)の社長・会長とも何回かお会いし、事業化への協力を頂けるよう話をしてきたのですが、昨年3月に「国からの補助金が出る可能性が期待出来なくなった」と報告を受け、昨年の9月議会で、無念ではありますが「高架化断念」を表明いたしました(詳しい経緯は下のブログに記録しています)。
ご参照/
八千代台・大和田・勝田台駅周辺活性化の公約について

(これから改善に向けて出来ること)
①再開発事業者との連携
 高架化という手段を取ることはできませんでしたが、京成線沿線の開発まで諦めるつもりは毛頭ございません(議会でも申し上げました)。 京成電鉄とは、まちづくり事業へご協力いただく話を引き続きご承諾いただいており、昨年6月から勝田台と八千代台の再開発案の策定を進めるよう調整中です。

②土地の高度利用に伴う県との協議推進
 事業計画が固まることで、その次のステップとして計画から試算した数字をもとに、建ぺい率、容積率の緩和を県へ要請することができます。行政の力で、民間が開発しやすい環境を整えていきます。

③利用者の声を反映したまちづくり
 駅周辺開発の計画については、何らかの形でご意見を伺う機会を設けて、実際に日々の生活で利用する方々の目線を取り入れたより良いまちづくりへとつなげる必要があると考えております。

(補足)
3/25に「京成電鉄株式会社と包括連携協定」を締結しました。これは持続可能な地域社会の発展のため、まちの魅力の創出・向上、文化・観光の振興のほか、駅周辺の整備等に関して連携をより一層推進することに合意頂くものであり、京成電鉄が自治体と包括協定を結ぶのは今回が初の試みです。
小林社長からは、
「ここ数年、八千代市行政との関係性が薄くなってきたと感じていたところ、服部市長に代わってからまちづくりへの協力関係を求めていただけるようになり、パートナーとして期待されていることが伝わって大変嬉しく思っていた。八千代市とは、京成バラ園や京成電設工業などゆかりがあり、ぜひ強い絆で今後も協力体制を強めていきたい。」
との大変ありがたい言葉をいただきました。
実は、小林社長は東葉高速立ち上げにも携わってこられた方で、八千代市の状況などもよくご存じです。ぜひ京成電鉄さんと八千代市がWin-Winの関係で、より良いまちづくりを進めていきたいと考えています。
京成との協定


3.花と緑と水辺 憩いのまち八千代へ
(4年で達成できなかったこと)
 八千代市の新たな観光資源として、新川を中心としたまちづくり計画を進めていることを以前ブログで申し上げましたが、これに関してはまだ道半ばの状態です。ようやく船着き場や一里塚などの整備が進んできましたので、今後はいよいよ活用のステージへ進めていきたいと考えています。
ご参照/
八千代市の貴重な観光資源「新川」活用のために

(これから改善に向けて出来ること)
①新川かわまちづくりのさらなる推進
 自然を活かしたアクティビティ(観光船など)が楽しめるように計画しているさまざまな整備、例えば船着き場や一里塚(トイレなど)を完成させるほか、サイクリング道路の整備、八千代中央駅側一帯の県立公園完成に向けて、県との連携が不可欠ですので更なる調整を重ねる必要があります。

②官民連携事業の活性化
 新川沿いには、市民が自然とふれあえる貴重なスポットが多く点在していますが、まだまだ観光資源として活かしきれていない状況にあります。平成30年度に行った「官民連携によるサウンディング型市場調査」の結果、潜在的な地域的・商業的ポテンシャルが認められており、民間活力を導入することで十分観光資源として活かすことが可能と考えています。
「県立八千代広域公園」は村上駅から徒歩10分、ふれあい農業で賑わう「道の駅やちよ」は16号道路とアクセスが良く、さらに少年自然の家の周辺は貴重な里山(谷津)に恵まれており、それらを河川を介してつなげることで、遠方からも気軽に楽しめる自然体験スポットとなることが期待できます。
 ようやく「阿宗橋一里塚」の基盤整備が完了しましたが、ここはその里山に続く一番近い船着き場です。里山のほかにも貴重な植物園がありますので、この自然環境を今後も大切に保全するのはもちろんのこと、自然と共生できる観光資源として価値を高めるためも、新川かわまちづくりによって人の流れを行政側で整え、「水辺と後背地エリア」を一体化した事業を展開していきたいと考えています。

実現リーフ内側
(最近、ご説明の際にお渡ししているリーフの一部です。)


4.高齢者・障がい者の住みよいまちづくり
(4年で達成できなかったこと)
 介護用駐車場の設置や手話言語条例、エレベーター設置など、実現できたことも多い分野ではありますが、まだまださらなるサポートが必要であると感じています。

(これから改善に向けて出来ること)
①バリアフリーの更なる推進
 
間もなく勝田台駅南口のロータリー整備とエレベーター設置が始まり、ようやく市内各駅いずれもバリアフリー化を進めることが出来ましたが、まだまだ高齢者や障がい者目線で街を見れば、不安な箇所が残されています。そうした声にしっかり耳を傾け、さらなるバリアフリー化に努めたいと考えています。

②免許返納者への援助
 「やっちの免許返納サポートタクシー券」の活用状況を見直し、より効果的な体制づくりが必要と考えています。

③在宅介護のサポート充実

 長期入院をされていた方が、退院して在宅へ戻るときに、リハビリなどを目的に介護老人保健施設(老健)を利用し安心してご自宅で過ごせるようにするのですが、この老健が八千代市には3カ所しかありません。そのため、現状では市外の施設を利用しているケースも多く見られています。そこで、市内の老健を増やす後押しをしたいと考えています。


5.仕事と子育て両立支援と教育体制の充実
(4年で達成できなかったこと)
 この分野に関しても4年間でかなり力を入れてきましたが、やはりまだまだ改善するべき課題が多く残されています。特に待機児童問題は、年々利用者が増えている地域で対策が追い付いていない状況が見られています。また、待機児童対策に伴う保育園へのサポートは手厚く実施してきた一方で、幼稚園教育に対する支援が手薄であったと感じています。

(これから改善に向けて出来ること)
①保育所施設、学童保育の更なる定員増加
 定員不足に地域差が見られるため、ニーズの高い場所へ重点的に対応を急ぐ必要があります。また、従来は数か所の学校から1か所へ移動して利用する実態の多かった学童保育所ですが、安全に利用できる環境づくり(学校敷地内への配置)も移転・新設と並行して行う必要があると考えています。

②幼児教育環境の充実
 待機児童解消を目的として八千代市に保育士を確保するため、この4年間で保育士に対する処遇改善加算を市独自に行ってきました。しかしながら、幼稚園との格差が生じており、市内幼稚園教諭の不足につながる恐れがあるため、幼稚園教諭に対しても処遇改善のための補助を行う必要があります。
これに関しては早急に対応するべく、令和3年6月に予算計上する意向を持っています。

③次世代を担う人材育成
●指導体制の確立 
 学校現場への指導員・相談員を適正に配置し、教員の負担軽減とともに子ども達の指導体制の強化を図ります。また、ICT環境を充実してきた一方で、まだ十分に活用しきれていない面が見られています。新型コロナウイルスやインフルエンザなどによる学級閉鎖時や、不登校児童生徒への活用について学校や市教委と連携を図り、運用の充実を進めていくにあたり、学校間での指導力格差を埋めることが課題のひとつです。こうした指導者教育についても取り組みを深めていきたいと考えています。
●地元企業へのインターンシップ機会拡充
 市内の高校生にアンケートしたところ「地元に就職したい」と回答した生徒が5割を超えていることが分かりました。最近の傾向として、都内ではなく地元企業に魅力を感じる若者が多いようです。そこで、商工会議所をはじめ地元企業に協力を仰ぎ、雇用の拡充はもちろんのこと、地元企業の方から仕事に関するまなびの機会を提供いただいたり、インターンシップ(企業での職業体験)の受け入れ体制を整えていきたいと考えています。
この取り組みによって、将来的に地元企業への就職率がアップし、八千代市に若い方々が定住することで活気あふれるまちへとつなげられればこれほど嬉しいことはありません。


6.渋滞解消と交通の利便性アップ
(4年で達成できなかったこと)
 新木戸~上高野線(3・4・1号)の全区間開通を目指し、地権者のご協力を得て4年間で順調に用地買収を進めてきましたが、都市計画道路の中には硬直している区間も見られています。慢性的な道路渋滞の解消に向けて、今後も優先度を考慮しながら取り組まなければならない路線が残っています。

(これから改善に向けて出来ること)
①都市計画道路の更なる整備
 引き続き、用地買収が完了した区間から順次道路工事に着手し、未開通部分を少しでも減らします。八千代西部線( 3・3・27号)についても令和元年度から千葉県と協議を開始したため、こちらも引き続き取り組みをすすめていきます。
 県道の歩道整備や交差点改良については、令和2年7月時点で県道船橋印西線が吉橋47%、桑橋69%(暫定整備済76%)まで進められていますので、こちらについても引き続き完了を目指して推進します。さらに、市道についても不備が見られる箇所については随時対応していく必要があります。
ご参考/
都市計画道路整備プログラムについて(市ホームページ)

②市内主要箇所をつなぐバスと福祉タクシーを併用した交通計画
 公共交通不便地域を解消し、高齢者の方や妊婦、乳幼児連れの方の利便性向上のための移動サービス実現を目指し、4年間で実態調査を進めてきました。しかしながら、各地域で求められる交通手段やルートが多様化しており、持続可能な公共交通を維持するためには1つの手段(例えばコミュニティバス等)だけでは難しいことが分かりました。そこで、各地域の特徴を考慮した総合交通計画(マスタープラン)の策定を進めています。この計画をもとに福祉タクシーやバスなど複合的に活用し、一日も早い改善を図りたいと考えています。


 以上6項目について触れましたが、特に1~3については県との連携が不可欠です。4月に県知事が代わられることで、従来の連携体制が取れなくなるのでは?とご不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、次期知事の熊谷氏は本市に隣接する千葉市の前市長です。
当然、この4年間で何度となくやりとりを重ね、いろんな問題を共有してきましたので、連携という面ではむしろ皆さんにご安心いただける点かと思います。

 私の一期目の市長としての任期満了まで、まだあと2ヶ月あります。市民の声と向き合い、ひとつでも多くの問題を解決へと導いていけるように邁進してまいります。
何かお気付きのことがありましたら、市役所でも、私のTwitterでも、ホームページのメールでも、また直接お会いしたときにお渡ししたリーフの連絡先でも、何でも結構です。
内容によっては確認のため返信に時間を要したり、あるいはネット上で返信することが難しいものもありますが、必ず目を通しています。
より良い八千代のために、皆さんの貴重な声をお聞かせください。

取り組み全体

<市長就任後の4年間の実績はこちら>

私のツイッターに、「村上グラウンドやスポーツの杜といった公共施設を利用する場合に、インターネットでの申し込みや、許可書を電子化することが出来ないか?」といった内容のコメントをお寄せいただきました。


八千代市には、「八千代市施設予約システム」というものがあります。
ご自宅のパソコンやスマートフォンなどからインターネットを利用して、市内のスポーツ・文化施設の抽選や予約の申込み、空き状況の確認ができるシステムです。
こちらがあれば、コメントのような問題は発生しないのでは?とお思いになるかもしれませんが、村上グラウンドやスポーツの杜などの一部施設には適用されていないのです。

都市公園を団体スポーツ(少年野球、グランドゴルフなど)で利用する場合は
①電話予約
②「八千代市都市公園内行為許可申請」の提出
③許可書の受け取り
④許可書を持参し、予約した施設を使用する
といった手続きを行う必要があり、②と③は、八千代市役所の公園緑地課窓口か、各支所、指定管理事務所(総合運動公園内)に行かなければなりません。

予約システムの適用外となっている理由は、有料公園施設(利用者への費用負担アリ)ではない、ということが挙げられます。
この施設予約システムは、八千代市独自のものではありません。
千葉県、千葉市、習志野市、佐倉市、白井市、成田市など複数の自治体との共同利用システムであり、利用負担金を県に支払って利用しています。そのため、無料施設にまで利用負担金を捻出してシステムを導入することが適当であるのか?という点から適用を見送った経緯があります。

ほかにも、グランドゴルフなど高齢者が主となって活動する団体も多く、パソコンやスマホ操作に対応できるのかといった懸念もあり、予約システムの導入については慎重に検討する必要があるため、現時点では導入に至っておりません。
(ご参考/予約システムが利用可能な施設)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/23500/page000019.html

とはいえ、コロナ禍において、感染予防対策を進めるためにも人との接触機会を極力減らすことが必要であり、そもそも手続き上の利用者への負担がやはり大きいと感じております。
そこで、令和3年4月1日から、都市公園(有料公園施設を除く)における団体スポーツの利用方法を簡素化することといたしました。
①年度1回の団体登録手続き
②電話予約
に変更する予定です。

※詳細を、令和3年3月15日に市ホームページで掲載しました。
都市公園の団体スポーツ利用(市ホームページ)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page000087.html

都市公園内行為(団体利用等)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page000085.html

この変更によって、利用の都度、市役所等まで申請書を提出したり受け取りに行くといった手続きが無くなるため利用者の事務的な負担を軽減することができるうえ、新型コロナウイルスの感染予防にもつながるものと考えております。

ただし、県内の多くのチームが集まる大会等(人が集まる場合)に利用する場合については、これまで同様に
①電話予約
②都市公園内行為許可申請
③許可書の受け取り
の手続きは残す方向です。

今後、こうした無料施設にも「八千代市施設予約システム」を導入するかどうかについては、この変更を踏まえて令和3年度の状況を見つつ、引き続き検討してまいります。

ご参考/
八千代市施設予約システム
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/town/category00000523.html

先日「介護・福祉業界の現場の声を、個人レベルで気軽に相談できる窓口を設置できないか」とのご相談をTwitterで頂きました。


新型コロナウイルス感染防止のため、今まで以上に衛生管理に気を配るなどのご負担も加わり、大変なご苦労のことと思います。日々のご努力で利用者の方々が変わらないサービスの提供を受けられる環境が維持されていることは、感謝の念に堪えません。

個人レベルでのご相談とのことですが、目的が「労働環境の改善」を希望する場合、解決するためには市役所ではなく労働基準監督署を通して動く必要があります。
八千代市としては、コミュニティ推進課にて法律相談を無料で行っており、その中で、もしも労働基準法に触れる状況であったり、労働者の安全や健康の確保を定める労働安全衛生法に触れる職場環境であることが分かれば、具体的に動くことが可能と思われます。

【法律相談】
法律問題について、弁護士が相談に応じます(要予約)。
対象/八千代市内在住・在勤者
相談場所/八千代市役所1階相談室
※訴訟中、調停中、他の弁護士に依頼している案件は受付できない可能性有り。
※同じ案件で再度相談することは出来ない(1回限り)。
(詳細)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/120500/page000048.html

もしくは、千葉県として相談センターも設けられており、こちらを活用することもできます。

●千葉県労働相談センター
主に労働時間、賃金、パワハラ・セクハラ解雇などの労働問題について、専門相談員や弁護士、公認心理士、臨床心理士による相談を受け付けている窓口です。「ちば電子申請サービス」を使ったインターネットによる相談受付もあります。
(詳細)
https://www.pref.chiba.lg.jp/koyou/soudan/roudoukankei/roudousoudan.html
※八千代市役所5階の商工観光課に、詳しい案内チラシやリーフレットも置いています。


労働環境の改善ではなく、メンタルヘルス面でのご相談を目的とされている場合には、こちらも千葉県として設けている個人相談窓口があります。
●千葉県福祉人材センター
千葉県が社会福祉協議会に委託して設置している窓口です。
こちらでは、高齢者施設や障害者施設、児童福祉施設などでお勤めの方に、経験豊富な相談員(看護師・介護福祉士・産業カウンセラー)が、主にメンタルヘルスの面における相談を受けています。
専用相談ダイヤル/043-222-1116
(詳細)
http://www.chibakenshakyo.net/publics/index/30/


これらの相談ではなく、別の問題を抱えていらっしゃり市として対応できるご相談があるようでしたら、市役所までご相談ください。また、私のTwitterへ頂いた内容も、目を通して関連部署にて対応させていただきます。
市としては、まずは差し迫っている新型コロナのワクチン接種の体制整備を進めて、一日も早く、より安心できる状況で介護・福祉サービスの提供をしていただける環境を整えることを重点的に進めてまいります。

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