八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ:八千代市政 > 財政について

本日の新聞各紙に、四市複合事務組合が臨時議会を開き、新たな建設予定地を習志野市内に選定し、調査などの関連事業費約1500万円の補正予算案を賛成多数で可決した旨の記事が掲載されました。

何という対応の速さでありましょうか。
習志野市は、11月7日付けで、四市複合事務組合に対し、第二斎場の候補地としての提示をすると共に、付記事項として、第二斎場の建設、運営が、習志野市の経済活性化や市民雇用の創出に最大限配慮されるとともに、施工力のある市内事業者の参加、建設資材、備品の市内調達等、地元の参入機会に関して特段の配慮をお願いしたいと要求しています。

八千代市議会は八千代市内への斎場建設の実現にむけた努力を市長に求める議員発議を9月議会で29対1で可決したことから、八千代市選出の2人の市議会議員は補正予算に反対しましたが、秋葉市長は習志野市建設に賛成しました。

私が問題視するのは、八千代市の市益となる斎場建設に反対するだけではなく、9月議会で示された29対1という議会の決定をも平気で無視するという政治姿勢であります。
さらに、10月16日環境省の小委員会において希少野鳥が、国の指定から除外され、現在意見の聴取中であり、八千代市が建設を中止した理由がなくなったにもかかわらず、秋葉市長は習志野市に建設したいのでしょうか。

このままでは、八千代市に建設するために使われた税金3億円が無駄になってしまいます。
八千代市に建設しても、習志野市に建設しても、八千代市の負担は同じです。八千代市の税金が使われる以上
私が以前にかいたブログのように、市民の利便性の向上、雇用の創出、のみならず地元事業者の参入が可能な第二斎場の建設は、八千代市で行われるべきであると強く主張したいと思います。

4月1日の広報やちよに、平成26年度当初予算の記述がありました。
一般会計601億2691万円、特別会計299億4098万円、公営企業会計125億2239万円で合計1025億9028万円とのことです。

記述の中に、子ども医療費助成事業や学級費の公費負担等の所に*修正案で追加とか増額という表現がありましたが、市民の皆さんはどういう意味かおわかりでしょうか。
市長提案の予算案に計上されていなかったものを、議会が追加及び増額して可決したということです。

子育て支援に力を入れないと、都市間競争に勝ち抜けないという私の持論から、子育て支援に十分とは言えない市長提案に異議を唱え、予算を修正した議会の行動を高く評価したいとおもいます。

新年第1号の広報やちよに掲載されていた、秋葉市長の挨拶の中に「まちづくり交付金事業」のことが書かれてましたね。

2014年最初のブログではこの「まちづくり交付金事業」について、私なりの意見を述べたいと思います。

元々、全ての市民が満足する市政運営は不可能です。地域的、年齢的等さまざまな価値観が存在しています。
そこで、優先順位をつけることになりますが、市民意識調査が基本になくてはならないと考えます。
ただし、市民生活に必要な最低限の施設を整備するのは行政の義務でありましょう。
さらに市民生活を豊かにするために、「あったらいいな」と思える施設整備を行う事は、激化する都市間競争に勝ち抜くとともに、市民の暮らし満足度を高める大切な姿勢ではないでしょうか。

本事業は、勝田台中央公園の整備や各地道路整備及び補修等の基幹事業と、総合グランド建設等の提案事業に大別されていますが、社会資本整備を国の交付金を使って行おうとするものです。
事業費の財源内訳は,平成26年度末時点の実施予定(平成25年11月7日現在)で、国の交付金が21.6億円(29%)、起債が37.6094億円(51%)、一般財源が14.79058億円(20%)となっていますが、一般財源には(仮称)市民の美術館建設基金5億円が含まれています。(実質の一般財源は10億円弱)

まちづくり交付金は、住宅ローンにおける頭金であると考えてください。と同時にその性質は社会資本整備に限定されるものです。(教育や福祉には使えないもの)人口増加を続ける八千代市においては、今の市民が負担する一般財源より、後年度市民になる人々も負担する起債(一定期間で返済する借金)を利用する方が公平だと思います。(ただし、起債を起こすには、国が返済可能と判断しない限り実行できません。つまり、国が八千代市の起債を許可すると言うことは、国が八千代市の財政が少なくとも一部の方が主張すうように危機的状況でないことの証明です。)

そこで総合グランド(以下、総合G)について、どうしても言いたいことがあります。
本施設は、平成14年から利用出来なくなりました。(平成6年野村証券がIBMリアルエステートに売却、平成13年まで、会社のご好意で利用出来ましたが、会社は八千代市に買収を打診、平成13年3月5日付で買収できない旨回答、会社は7月15日付けでIBMに売却)

民間施設の有効利用は、確かに市の経費削減に寄与したかもしれません。しかし、県内市町村で総合G
を持っていないのは、八千代市だけです。
総合Gには、トラックとフィールドがあり、市内小中高校の陸上競技に限らず、今ではすっかり定着したニューリバーロードレ-スの発着点にすべきです。その外、サッカー(八千代高校が、もし練習で使用し芝に慣れれば、全国大会でもっと上位にいけるのでは?)、ラグビー、パークゴルフ等、利用したいと思っている団体は数多くあるはずです。また、「ふるさと親子まつり』の花火大会では、さじき席にもなります。

今まで市では、総合Gの名称をいくつか挙げて公募していましたが、
私の考えは、NOです。
名称を公募するぐらいなら、市内外の企業に対し命名権を売り込み、少しでも経費がかからない取組をすべきだったと思います。

↑このページのトップヘ