八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ: 八千代市政

先日の読売新聞の京葉版に千葉県がマレーシアに対してイチゴを初輸出した旨の記事が掲載されていました。

森田知事は近年、東南アジア諸国にトップセールスを行っており、その成果の表れであると高く評価したいと思います。

日本の農産物は、値段は高いが安全で新鮮、そして何よりおいしいとの評価を受けており、イチゴが突破口となり、千葉県(八千代市)の代表的な農産物である梨を含め、多くの農産物の輸出が盛んになることは、世界への玄関口である成田空港を持つ千葉県にとって、大きな意味を持つことになります。

昨年12月4日、国が取り組んできた「和食」の食文化が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
このことにより、「和食」の食文化が世界に広がるのにあわせて、日本の食材(農産物)の輸出は拍車がかかるものと考えます。

元々、日本産農作物(特に米)の輸出を唱えておられた農業関係者の皆さんとは、県議として長年話し合ってきたか経緯もあり、今まで産業基盤が弱いと言われてきた農業が、世界に向けて強い産業に生まれ変わる日が来ることを確信しています。尚、千葉県では農業の産業基盤の強化の一環として、農業後継者育成のために新規就農者に対する事業を実施していることを申し添えます。

小中学校の教室のクーラー設置について


先週の23、24日に地域新聞の折り込みチラシを配布させていただきましたが、ご覧いただきましたでしょうか。早速、励ましの電話をいただき、本当にありがとうございました。

私は、以前ブログで、トイレ改修について早急に行うべきだと書きました。
生まれながらにその環境で育ち、幼稚園や保育園でも洋式トイレを使ってきた子ども達に苦痛を強いるべきではないと考えたからです。
自分たちが育ってきた環境との違いからくる苦痛から子ども達を守るという観点からも教室のクーラー設置が必要なら、是非とも成し遂げなくてはならないと思います。

私が小中学生だった40年前には、誰一人としてこのような主張をする者はいませんでした。当時クーラーを設置していた家はどの程度あったでしょう。(私の家にクーラーが設置されたのは高校生の時、それも食堂一部屋のみ)
毎年厳しさを増す暑さに加え、お隣の中国では発がん性物質PM2,5が蔓延し、日本の空を汚しています。
この事業について、既に実施済みであったり、実施を予定している自治体がある以上、児童生徒の教育環境と健康を考えるなら、教室のクーラー設置は急がなければなりません。
私の主張に共鳴してくださる数多くの皆さんのためにも、言うべきは言い、やるべきはやるという活動を続けて参ります。

新年第1号の広報やちよに掲載されていた、秋葉市長の挨拶の中に「まちづくり交付金事業」のことが書かれてましたね。

2014年最初のブログではこの「まちづくり交付金事業」について、私なりの意見を述べたいと思います。

元々、全ての市民が満足する市政運営は不可能です。地域的、年齢的等さまざまな価値観が存在しています。
そこで、優先順位をつけることになりますが、市民意識調査が基本になくてはならないと考えます。
ただし、市民生活に必要な最低限の施設を整備するのは行政の義務でありましょう。
さらに市民生活を豊かにするために、「あったらいいな」と思える施設整備を行う事は、激化する都市間競争に勝ち抜くとともに、市民の暮らし満足度を高める大切な姿勢ではないでしょうか。

本事業は、勝田台中央公園の整備や各地道路整備及び補修等の基幹事業と、総合グランド建設等の提案事業に大別されていますが、社会資本整備を国の交付金を使って行おうとするものです。
事業費の財源内訳は,平成26年度末時点の実施予定(平成25年11月7日現在)で、国の交付金が21.6億円(29%)、起債が37.6094億円(51%)、一般財源が14.79058億円(20%)となっていますが、一般財源には(仮称)市民の美術館建設基金5億円が含まれています。(実質の一般財源は10億円弱)

まちづくり交付金は、住宅ローンにおける頭金であると考えてください。と同時にその性質は社会資本整備に限定されるものです。(教育や福祉には使えないもの)人口増加を続ける八千代市においては、今の市民が負担する一般財源より、後年度市民になる人々も負担する起債(一定期間で返済する借金)を利用する方が公平だと思います。(ただし、起債を起こすには、国が返済可能と判断しない限り実行できません。つまり、国が八千代市の起債を許可すると言うことは、国が八千代市の財政が少なくとも一部の方が主張すうように危機的状況でないことの証明です。)

そこで総合グランド(以下、総合G)について、どうしても言いたいことがあります。
本施設は、平成14年から利用出来なくなりました。(平成6年野村証券がIBMリアルエステートに売却、平成13年まで、会社のご好意で利用出来ましたが、会社は八千代市に買収を打診、平成13年3月5日付で買収できない旨回答、会社は7月15日付けでIBMに売却)

民間施設の有効利用は、確かに市の経費削減に寄与したかもしれません。しかし、県内市町村で総合G
を持っていないのは、八千代市だけです。
総合Gには、トラックとフィールドがあり、市内小中高校の陸上競技に限らず、今ではすっかり定着したニューリバーロードレ-スの発着点にすべきです。その外、サッカー(八千代高校が、もし練習で使用し芝に慣れれば、全国大会でもっと上位にいけるのでは?)、ラグビー、パークゴルフ等、利用したいと思っている団体は数多くあるはずです。また、「ふるさと親子まつり』の花火大会では、さじき席にもなります。

今まで市では、総合Gの名称をいくつか挙げて公募していましたが、
私の考えは、NOです。
名称を公募するぐらいなら、市内外の企業に対し命名権を売り込み、少しでも経費がかからない取組をすべきだったと思います。

小中学校のトイレ改修について

現在,本市教育委員会では、トイレ改修の取り組みを進めています。
しかしその取り組みは、子ども達にとって不十分であると言わざるをえません。
なぜなら、今の子ども達は、生まれながらに洋式トイレ世代であるからであります。

事実、市内幼稚園では、ほぼ100%、市内保育園では,市立保育園が78%、民間保育園がほぼ100%で全体として90%が、洋式トイレを設置済みとなっている現実があります。

実は、和式トイレ世代(少年期)の私も現在では洋式トイレオンリーです。
きたない話で恐縮ですが、10月4日に人間ドックに行く際、検便のために和式トイレを使いましたが大変でした。便意を我慢して、体調をくずす子ども達もいると聞いています。便意を我慢していたら授業どころではないですよね。

文科省(施設企画課)では、トイレ改修補助を行っていますので国の補助制度を利用し、1日も早く小中学校のトイレ改修が行われるべきだと考えます。

11月24日の千葉日報に、県教委が県立学校改革推進プランの第2次実施プログラム案を公表した旨の記事が出ていました。

元々、同プランは、2012年度から10年間の県立学校改革に関する基本的な方針を示す計画であり、具体的には、学校に新コース設置などを定める実施プログラムに基づいて、普通科に特色を持たせる(総合学科や専門学科に改編したり、理数科や福祉コースを設置)ことにより教育の充実や活性化を図る目的で策定されました。

記事の内容は、平成14年度から鶴舞桜が丘高校に(仮称)緑地管理コースを設置、平成15年度から成田国際高校にグローバルスクールを設置、船橋古和釜高校と流山北高校に地域連携アクティブスクールを設置、平成16年度は、小金高校の普通科を総合学科に改編し、平成17年度は、木更津高校に理数科を,佐倉西高校に福祉コースを設置するとなっています。

私は、教員の公募配置を前提に、進学指導重点校や自己啓発指導重点校の施策推進を支持してきましたが、私の持論である『子どもが第一の学校づくり』を実現すべきという観点から同プランを大いに評価した上で、平成24年2月定例県議会の予算委員会で質問しました。

現在、大学や社会のニーズは多様化しており、従来の普通科を、それぞれの進路にマッチした学科に改編・新設することは、まさに『子どもが第一の学校づくり』であり、大いにエールを送りたいと思います。
また、地域連携アクティブスクールについては、あらためてお話します。

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