八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ: 子育て支援

今年2020年7月1日(水)から、「熱中症警戒アラート(試行)」が関東甲信地方で先行的に行われています。実際に8月7日に千葉県でも初めて発表がありました。
この熱中症警戒アラートは、前日もしくは当日朝までに環境省より発表されるものです。その際、八千代市では当日の午前10時頃に防災無線(土日祝日含む)や、「やちよ情報メール」でお知らせします。

さて、その8/7にTwitterでこのような心配の声をいただきました。

※補足
上のツイートで「緊急事態宣言で危機感を共有していただいて」とありますが、八千代市は(都道府県ではないので)正式に宣言する権限がなく、あくまで「第1波と同じく状況的には緊急事態である」という事実を周知するに留まっております。
そのような中、危機感を共有いただけているのであれば何よりです。
8/13現在、第2波での感染者総数は(第1波での感染者15名をはるかに超えた)53名に上っております。感染拡大防止にくれぐれもご協力をお願いいたします。
 
そこで、今回は「学校での熱中症対策」についてお話したいと思います。

現在、市内各小・中学校には、7/1付で教育委員会からの通達のもと、国や県が定めるガイドラインに沿って対応がなされています。
ガイドラインでは、エアコンが無い屋内外のスポーツについて「熱中症警戒アラート発表時は中止または延期」となっていますが、このアラートの観測は船橋観測地点(葛南地域)のWBGT予測値が33℃以上で発令されることになっており、各校の状況と乖離する恐れがあります。
そのため、八千代市では4月末に「熱中症指数モニター」を各校へ1台配備し、体育の授業や部活動前に測定を行うことを促しました。
具体的な運用としては、数値が28℃以上の予想値であれば、「ランニングなどの激しい運動は避ける」、31℃以上であれば「中止または涼しい場所でのミーティングなどに切り替える」といった対応を各校へ周知しています。

(各小中学校への通達文面)
熱中症対策各校への通知
(熱中症警戒アラート発表時の予防行動について)
詳細はこちら⇒https://www.wbgt.env.go.jp/
熱中症警戒アラート予防行動

ちなみに、ツイート内で「学校や教育委員会は何もできません」とご指摘いただいていますが、市長の立場では「要請」に留まります。というのも、部活動や学校の取り組みなど教育全般については、政治的な影響力や偏った思想から守るため、教育委員会が独立した立場で担っており、市長は予算権限や教育委員の任命での関与に留まるため命令権がないからです。
教育現場をしっかり見守る役割を、教育委員会が担っています。
さらに、教育委員会から各学校へ通達はしますが、実質的には学校長の権限において実施の可否が決まること、また各校の状況に合わせて運用がなされています。もし具体的なご相談がある場合はまずは学校へご連絡頂くことが一番確実な方法です。 
それでも万一、適切ではない練習状況が見られるようでしたら、市教育委員会へご相談ください。
※補足
とは言え、市行政と教育委員会は一体となって今回の新型コロナウイルス対策はじめ、さまざまな問題に向き合ってきました。新型コロナ対策会議にも、教育委員会からもちろんご参加いただいています。
法で定められた立場のあり方にとらわれることなく、市としても一緒に子ども達の問題に取り組んでまいります。

現場の先生方には子ども達の安全のために大変慎重に対応いただいております。
もし熱中症で救急搬送された児童生徒が発生した場合も、感染症や食中毒などの健康被害発生時と同じように報告対象となっており、遺漏のないよう教育委員会からも念押しされている状況です。

新型コロナウイルス対策と熱中症対策という、今までに経験のない大変難しい状況にありますが、ぜひここは子ども達のために一丸となって、切り抜けていければと思います。
余談ですが、日本バスケットボール協会から感染対策について参考になる情報が発信されていました。策のひとつになるでしょうか。
 (日本バスケットボール教会)
http://www.japanbasketball.jp/news/55909 
(チーム・指導者用チェックリスト) 
http://www.japanbasketball.jp/wp-content/uploads/04-teamcoach.pdf


参考/
(環境省熱中症予防情報サイト)
https://www.wbgt.env.go.jp/

(八千代市の熱中症警戒アラート対応)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100176.html 

(学校安全Web/熱中症予防のための啓発資料)
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/default.aspx?tabid=114

私が目指す八千代市の将来像は、乳幼児から高齢者までが安心して暮らせる八千代市の実現です。特に子育て支援に力を入れないと都市間競争に勝ち抜けないという私の持論もあり、八千代市の発展には欠かせない大きな柱だと考えています。
さて、先日「子育てしやすい街をモットー(指針)にしている」とTwitterに書いたところ、本当に八千代市は子育てしやすいのか?実感できない、といった声が寄せられました。

そこで今回は、子育てしやすい街なのか?という点についてお話していきたいと思います。

八千代市は、もともと「子育て支援」に積極的に対応してきた先進市であるという歴史があります。今ではメジャーな制度である『幼稚園就園奨励補助金』も、仲村元市長時代に創設された、当時日本で初めて八千代市が始めた取り組みです。
※補足
仲村元市長は、昭和46年から平成7年まで6期24年にわたり、市長として八千代市発展のために尽力された方です。
(詳細はこちら)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/22000/page100044.html

しかしながら、私が就任する前の予算編成には、市民サービスに直結する予算がかなり削られていることが大変気にかかっておりました。
以前にもこのブログでお話しましたが、例えば「市内の9社会福祉法人と4認可外保育園が協議の上、平成29年度に9,200万円の予算要求を行ったが、399万円しか措置されなかった」という状況がありました。これが何を意味するかというと、待機児童を減らすための措置をほぼ全額カットしているという話なのです。当時の保育行政において、待機児童ゼロに向けて取り組みを進める上で保育士の確保は至上命令下であったにも関わらず、八千代市独自の加算である処遇改善が全く図られていませんでした。

(ご参考)
2014年04月09日 「平成26年度当初予算について」
2017年02月09日 「これでいいのか八千代市の保育行政」


なぜこのような削減方向に舵が切られていたかというのは、平成26年度をピークに中央図書館・市民ギャラリー、総合グラウンド、小中学校耐震改修、八千代台東小学校及び八千代中学校校舎改築事業など大規模建設事業が重なっており、歳入歳出ともに600億円を超えたことも要因のひとつだろうと思われます。
(平成29年度までの普通会計歳出歳入推移)
平成29年度までの歳入歳出
そして翌年以降の平成27年度~29年度の3年間は財調確保に力を入れていたことが分かります。財調を確保するには、「予算を使わない」ということが必要です。すると必然的に、どこかを削らなければならないということになるわけです。
(平成29年度までの財調残高の推移)
平成29年度までの財調推移

大変厳しい財政の中では、何を優先するべきかという点が重要です。
当然、予算の関係上難しい施策も出てくるであろうことは理解できますが、就任前に計画が進められていた市内公立小・中学校のエアコン設置について、「令和2年度末を目標に特別室、音楽室、図書室、校長室、応接室、職員室、事務室のエアコン設置率100パーセントに向け取り組んでいる」という内容を見て、愕然としました。
「順序が逆でしょう」と強く思う計画案です。
そもそも学校のエアコン設置は、最近の猛暑に加え、生まれながらにエアコンが当たり前の子ども達の教育環境の整備の観点から普通教室のエアコン設置を最優先に進めるべきであり、大人のためではありません。

正直言って、「子育てしやすい街」を目指しているとは思えない状況でした。
そんな八千代市を目の当たりにしながら、「八千代市を何とかしなければならない!」という気持ちが日に日に強まるばかりでした。
財政カットによる市民サービスの低下は、悪循環しか生みません。限られた予算の中であっても、いくらでも改善できる点はあります。

八千代市はベッドタウンであり、まちの未来を考えると「高齢者福祉」そして「子育て支援」の2本柱は外せないと考えていますので、皆さんのお力添えで2017年(平成29年)5月に市長に就任させていただいてから、特に子育てに関する支援については重点的に取り組んできました。
初年度の平成29年度予算は既に(前市長によって)決定されていたため大きく舵を切ることは困難でしたが、翌年の30年度からは「子どもが第一の市政を大きな柱に据えた予算編成」ができたものと考えています。特に(待った無しの案件である)①働きながら安心して子育てできる環境づくり ②教育体制の強化 の2点にポイントを絞りました。

具体的に、平成30年度までに実施した主な項目は以下のとおりです。
〇民間事業者による保育園の整備
〇保育士の市外流出を防ぐため民間保育園等の保育士に対する処遇改善補助金充当
〇保育園の増設
〇幼稚園就園奨励費補助金の増額
〇学童保育所の増設、学校内への移設
〇学童保育所の受け入れ定員の増加
〇学童保育指導員の確保
〇放課後子ども教室の拡充
〇小・中学校の普通教室を含めたエアコン設置
〇小・中学校のトイレ整備
〇小・中学校のICT教育に対応した教育ネットワークシステムの運用管理に伴う補助費及び物件費充当
〇小学校の英語教育時間の拡充、推進とコミュニケーション力の育成注力
〇小・中学校の英語教育でALT(外国語指導助手)の派遣事業推進、全校常駐
〇ALTを指導課に配置し、英語教育教材やカリキュラム作成、教職員の研修等の推進

・待機児童ゼロ対策
保育環境の整備は、安心して働けるための子育て支援の柱です。そのため、就任後は保育所の増設や保育士の確保のために市として出来る限りの整備・後押しをしてまいりました。
保育所新設という点では「就任後の成果なのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実際、平成28年度も7園新設されているのですが、どれも小規模保育事業所と呼ばれる定員19名以下の施設で抜本的な対策にはなっていませんでした。そこで私が行なったのは、より積極的な大規模保育所新設の後押しです。
平成30年度までの2年間で60名規模を3園、90名規模を2園、160名規模を1園新設したほか、小規模保育事業所を60名規模に移行するなどして合計531人の定員増(待機児童30人まで縮小)を実現しています。
(保育園待機児童の状況推移_各年度4/1時点)
保育園待機児童状況

・教育体制の強化
地域差が大きい英語教育ですが、八千代市は平成30年度時点で船橋市や習志野市などの近隣市と比べて年間授業コマ数をかなり多く設定しており、教材やカリキュラム作成を独自で行ったり、計画的にALT(外国語指導助手)を増やすなど先進的な取り組み状況となっています。
また、ICT機器の導入も平成30年9月に完了しており、他市に遅れを取ることなく環境整備を図りました。

・子育て支援に対する予算状況
平成26年度~29年度(①)と平成30年度~令和2年度(②)の子育て支援に関する当初予算額平均を比較すると、約18億円増加しています。
①と②の期間における一般会計の伸び率が1.05%である中、児童福祉費は17.55%の伸び率であるのは、特に待機児童対策に重点的に予算を配分した結果です。
(主な理由)
<保育園の待機児童対策>
確保数を、①の期間で約200人であったのに対し、②の期間で約600人へ増やし、その平均予算額として約14億円の増額となっています。
<学童保育の待機児童対策>
確保数を、①の期間で約250人であったのに対し、②の期間で約400人へ増やし、その平均予算額として約2.7億円の増額となっています。


さて、八千代市では平成27年に策定した「第1期八千代市子ども・子育て支援事業計画」が平成31年度末をもって終了したことから、令和2年度~令和6年度「第2期八千代市子ども・子育て支援事業計画」を今年4月に策定しています。
その際、昨年1月に実施した「子ども・子育て支援に関するニーズ調査(市内7圏域ごとに、0歳から小学校4年生までの児童をそれぞれ無作為に抽出)」の結果も参考にしました。
この計画案に沿って、皆さんに少しでも「子育てしやすい街」だと実感していただけるよう、事業を推進してまいります。

八千代市子ども・子育て支援事業計画(令和2年度~令和6年度)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/80500/page100049.html
第2期子育て事業プラン

ちなみに、第1期計画からの見直し・新規追加した事業として、次のような項目を組み入れています。
★公立保育園を活用した待機児童対策
★公立保育園の定員及び配置の見直し
★教育・保育研修等による資質の向上
★教育・保育施設等への指導監査の実施
★公立保育園における幼児教育の充実
★一時預かり事業(一般型)の利便性の向上
★ファミリー・サポート・センターの利用促進
★充実した子育て情報の提供
★子育て情報のメール配信
★放課後子ども教室の整備
★長期休業中の児童の居場所づくり
★多様な子どもの居場所づくり
★都市公園の充実
★小児救急医療体制の維持
★子育て世代包括支援センターでの包括的な支援の実施
★子ども家庭総合支援拠点の充実
★医療的ケアを要する園児の受入体制の構築
★発達に課題のある園児への支援
★生活困窮家庭の子どもの学習・生活支援事業
★外国籍の親子に対する子育てに必要な情報提供・相談支援

この計画は、令和4年度にも再度見直しを図っていきます。
ぜひ皆さんからの声も、引き続きお寄せください。


(参考資料)
八千代市の財政状況
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/40500/page000085.html

八千代市子ども・子育て支援事業計画(令和2年度~令和6年度)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/80500/page100049.html

 今日の千葉日報の一面で上記の記事が掲載されていました。
社会人経験者も含め意欲がある優秀な人材を幅広く確保するのが狙いで、県外の試験会場も従前の岩手県盛岡市、秋田県秋田市、北海道札幌市に加え石川県金沢市を加え4会場とするというものです。
この件については、私が千葉県議会議員時代平成19、20、21年にスポーツ・芸術に秀でた教員を採用するために年齢制限を見直しすべきという質問した経緯がありましたのでこれで千葉県も年齢に関係なく優秀な教員となるべく人材確保ができると思うと感慨もひとしおです。もちろん八千代市にとっても朗報です。

先日ある保育園の園長先生とお話した際に、衝撃と怒りを感じブログを投稿することとしました。
その内容は市内の9社会福祉法人と4認可外保育園が協議の上、平成29年度9200万の予算要求に対し399万しか措置されないとのこと。
金額ベースもさることながら、待機児童を減らす為の措置をほぼ全額カット保育士確保が至上命令下で八千代市独自の加算である処遇改善が全く図られていないのは大問題です。事実昨年から保育園のパートさんが市外に流出しているそうです。

八千代市の保育行政が待機児童ゼロはもちろん、その解消に向けた取り組みを一切しないということは許せません

待機児童解消には、幼稚園における預かり保育の充実が有効であると考えてますが、幼稚園に入れない児童に対しては行政が責任を負うべきで、保育現場の努力を認めない八千代市の保育行政は間違っていると断ぜざるを得ません。

市議会のある会派の会報を見てその答弁に対し納得することができず、久々にブログにアップすることにいたしました。  
それは学校のエアコン設置の今後についての問いに、「平成32年度末を目標に特別室、音楽室、図書室、校長室
応接室、職員室、事務室のエアコン設置率100パーセントに向け取り組んでいる。」とのことでした。

学校のエアコン設置は、最近の猛暑に加え、生まれながらにエアコンが当たり前の子ども達の教育環境の整備の観点から進めるべきと主張してきた私にとって「順序が逆でしよう」と強く言いたい。

学校のエアコン設置はあくまでも子ども達の為であって大人の為ではない。
学校の普通教室のエアコン設置を最優先にすべきと考えます。

皆さんはどうお考えでしようか。

↑このページのトップヘ