八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ: 子育て支援

八千代市ではこれまで、子育て支援の充実を市政の重要な柱の一つと位置づけ、保育園や学童保育施設の整備に積極的に取り組んできました。特に待機児童の解消は、共働き世帯の増加や保育ニーズの多様化に伴い、喫緊の課題と認識しています。

先日、市民の方から「緑が丘駅周辺の保育園対策について、今年度の計画や方針があればぜひ発信してほしい」とのご質問をいただきました。

20250630Xからご質問

そこで今回は、令和7年度の八千代市における保育園および学童保育施設の整備方針についてご紹介します。


◆ 保育園の整備について

八千代市内では、地域によって保育ニーズに差があることから、各地域の実情に即した整備を進めています。
今年度は、村上地区において新しく、定員60人の民間保育所を令和7年7月に開所いたしました。
また、大和田、高津・緑が丘、八千代台の3地区を対象に、令和8年4月の開所を目指して小規模保育事業所の新設に向けた公募を行っております。

小規模保育所は、主に0~2歳児を対象とした保育に特化した施設です。3歳児以降の受け入れ先についても、保育ステーションの活用など並行して取り組みを進め、働きながら子育てをするご家庭の安心感につながる環境づくりに努めてまいります。


 学童保育施設の整備について

放課後の子どもたちの安全・安心な居場所づくりもまた、重要な課題です。特に近年は、保護者の就労形態が多様化する中で、学童保育施設への需要がより一層高まっています。

今年10月には、八千代台小学校の敷地内に学童保育専用施設が新たに開所予定です。施設の整備により放課後環境の充実を図ります。
さらに、令和8年4月に開校を予定している(仮称)みどりが丘小学校分離新設校においても、校内に学童保育施設を整備する方向で準備を進めています。新設校と連動して学童施設を設けることで、よりスムーズに安心して子どもを預けられる体制を整えてまいります。


 今後に向けて

保育園や学童保育施設の整備は、一朝一夕で完了するものではありませんが、八千代市では今後も地域ごとの人口動態や子育て世帯の声を丁寧に把握しながら、柔軟かつ計画的に対応してまいります。

子どもを安心して産み育てられる環境は、市の未来を支える土台です。
これからも「子育てしたい」「住み続けたい」と思える八千代市を目指して、関係機関と連携しながら取り組みを進めてまいります。

令和7年5月26日に開催された千葉県教育委員会の定例会において、「県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム(案)」が示されました。この中で、令和10年度に県立八千代東高等学校の校舎を活用し、県立八千代東高等学校と県立八千代西高等学校を統合する案が公表されました。

▼県立高校改革推進プラン 第2次実施プログラム(案) - 千葉県
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/iken/2025/documents/2nd-prgram-draft.pdf
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このたびの県教委による発表を受け、本市としては、これまで「西八千代地区小中学校等対策検討委員会」で絞り込んできた中学校対策の2案のうち、「県立八千代西高等学校の施設を活用する」という選択肢が現実のものとして動き出したものと受け止めています。

なお、「第2次実施プログラム(案)」は、パブリックコメントなどを経て、本年10月頃に正式決定される予定と聞いています。それに先立ち、「県立高校の施設を活用する案」について、より具体的な調査・検討を早急に進めるよう、庁内に指示を出したところです。

西八千代地区の中学校対策は、これからも子どもたちの豊かな教育環境の確保を最優先に考えながら、「西八千代地区小中学校等対策検討委員会」を中心に、全庁横断的な体制で検討を進めてまいります。
今後も適時ご報告してまいります。


(ご参考)
▼ 県ホームページ/ 県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム(案) 
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/miryoku/koukou/3rd-plan-2nd-draft.html


▼ 県ホームページ/ 「県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム(案)」に係る県民説明会について
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/press/2025/3rd-plan-2nd-ifno.html

市長就任後、八千代市では保育園の定員拡大に積極的に取り組んできましたが、近年は入園申込者数が急増しており、保育ニーズに対して十分な定員を確保できない状況が続いています。
特に令和4年4月時点では待機児童数が大幅に増加したことを受け、中でも申込の多かった1歳児〜2歳児の受け皿拡大に力を注ぎ、小規模保育園の整備などを進めてきました。

(ご参考)
2022年09月08日 保育園の待機児童と定員拡大に向けた見通しについて(令和4年8月現在)

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▲ 令和3年4月に新設した八千代台西保育園

こうした取り組みにより、一部ではようやく改善が見られ始めていますが、「3歳からの預け先が見つからない」という声はいまも多く寄せられています。
整備してきた小規模保育園は2歳児までのため、卒園後には新たな預け先を確保する必要があり、この預け先の壁が課題となっています。

中でも八千代緑が丘駅周辺では、子育て世帯の急増により入園希望者が集中し、3歳児クラスで保育園に再入園するのが極めて難しい状況が続いています。
こうした声に応え、新たな選択肢を提供するため、市では令和6年4月から「送迎保育ステーション事業」を緑が丘西地区・ゆりのき台地区の2か所でスタートさせました。


【送迎保育ステーション】とは?

「近くの保育園には入れない。でも、少し離れた幼稚園には空きがある」
「けれど、送迎や時間の都合で通わせられない……」
そんな保護者の声に応えるための新たな支援策です。

送迎保育ステーションでは、朝・夕の幼稚園のカリキュラム前後にお子さんをお預かりします。
待機児童対策として増やしてきた0〜2歳児向け小規模保育園を卒園した子どもたちの“新たな選択肢”として、保護者の多様な働き方や通園の負担に対応できるよう【幼稚園+送迎+預かり保育】を組み合わせた支援体制を整えました。

【早朝から19時まで】共働き世帯を支える1日の流れ
▶ 朝:お子さんは送迎保育ステーションでお預かり。園バスでステーションから幼稚園へ向かいます
▶日中:幼稚園の通常保育時間を、連携園で楽しく・安心して過ごします。
▶夕方:園バスでステーションに戻り、最大19時まで預かり保育

(ご参考)
八千代市送迎保育ステーション事業
https://www.city.yachiyo.lg.jp/site/kosodate/40474.html(市ホームページ)

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送迎保育ステーションの運営は、安心してご利用いただけるよう、すでに認可保育所等を運営している法人が担っています。
ステーションには、保育士や幼稚園教諭などの資格を持つ職員を常時2名以上配置し、お子さんが滞在する間も、安全に、そして温かく見守る体制を整えています。

また、日中を過ごす連携幼稚園も、当初の2園から3園に拡大しました。

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この送迎保育ステーションを整備するにあたっては、市民アンケートで「保育園と同じ時間まで預けられるなら、幼稚園に預けたい」と回答した方が65.2%にのぼったことも参考にしました。

八千代市内には、子どもたちを豊かに育む個性あふれる魅力的な園が数多くあります。
保護者の就労時間と幼稚園の開所時間との“すきま”を埋めることで、自宅から離れた園も選択肢にできるようにと考えたことが、送迎保育ステーションを整備した大きな理由のひとつです。

こうしたニーズに応えながら、共働き世帯でも安心して子育てができる八千代を目指して、体制の充実を進めているところです。
今後は、3歳児以上の保育が必要なお子さんの預け先のひとつとして、さらに多くの方にご利用いただけるよう、連携園の拡充にも取り組んでまいります。

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▲ 令和6年4月に増築した緑が丘こひつじ保育園(定員増 60人⇒110人)


“わかる・届く”支援へ 情報発信のあり方に工夫を

せっかく新設した送迎保育ステーション事業ですが、現状では周知が十分とは言えない状況にあります。利用者も想定していたより少なく、とくに市外から転入されたご家庭からは「そんな仕組みがあるとは知らなかった」という声もあるようです。

今後、「住みたいまちに選ばれる八千代」を実現するためにも、子育て世帯の流入にしっかり応えられる体制整備に加え、制度を「きちんと届ける」情報発信の工夫は重要な課題のひとつです。

今後は、現状の問題点をふまえた制度の見直しや情報発信の強化、連携園のさらなる拡充などを進め、
「保育園に入れなかったから働けない」という不安を取り除く体制づくりと並行して、
「八千代ならいろいろな選択肢があるから安心!」と思ってもらえるようなまちを目指していきます。


子育て世代の声を、これからの施策へ

保育の課題は、単に施設を増やすだけでは解決しません。
子どもたちが安心して過ごせる場所、保護者が仕事と子育てを両立できる環境、
それぞれの家庭に合った「選べる選択肢」を整えることが大切です。

皆さんからの声が、次の改善につながります。
これからも市民の皆さんとともに、子育てしやすく、住み続けたい八千代を一歩ずつ実現してまいります。

4月7日、「西八千代地区の中学校対策の方針決定の時期を延期する」ことを八千代市ホームページや教育委員会のページで公表しました。
この件について、市民の皆さまから「市長からも直接、発信してほしい」との声をいただきましたので、改めて私から現時点の状況をお伝えします。

20250416小中学校延期について
2025年4月7日 西八千代地区の小中学校の対応について(市ホームページ)
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/57/25813.html

▼ Xにコメントをいただきました。
20250410X質問改


1. 既存施設の活用を基本に進めています

西八千代地区における中学校対策については、これまでの検討をふまえ、「市立小中学校」または「県立高校」といった既存の教育施設を活用する形で進めていくことが決まっています。

この経緯や背景については、私のブログ【2024年6月24日掲載の記事】にて詳しくご紹介していますので、あわせてご覧いただければと思います。



2. 今後の見通しについて

◆ 市立小中学校の活用
市立小中学校の校舎を活用する場合の検討については、これから「八千代市学校適正配置検討委員会」において統合なども視野に入れた学校活用の検討が、集中的に進みます。

◆ 県立高校の活用
県立高校の校舎を活用する場合の検討については、現在千葉県教育委員会が進めている「県立高校改革推進プラン」の今後の展開によって、中学校施設に活用できるかどうかの判断が行われることになります。
なお、今回活用を検討している当該校を含めた県立高校の今後については、令和7年度(2025年度)上半期中には、「第2次実施プログラム(案)」という形で県教委から示される見込みです。

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今回の「方針決定の時期の延期」により、不安なお気持ちになられた方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは、より良い対策をしっかりと定めるための前向きな判断であることをご理解いただければと思います。

市としては、今後も地域の皆さまの声を大切にしながら、西八千代地区の中学校対策に向けて丁寧かつ着実に取り組んでまいります。

引き続きのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。


【 ご参考/過去の関連ブログ記事 】

1. GIGAスクール構想とは?
「GIGAスクール構想」とは、児童生徒が1人1台のタブレット端末を活用し、高速・大容量の通信ネットワークのもとで、より充実した学びを実現する取り組みです。従来の教育にICTを組み合わせることで、 主体的・対話的で深い学びを促し、授業の質を向上させることが目的です。

この実現に向けて国の補正予算が2019年12月に組まれ、多くの自治体が2020年度にゼロから環境整備を進めるなか、八千代市はいち早くICT教育を推進してきました。2018年2学期から市内の全小・中学校に無線LANを完備し、3名に1台のタブレットPC端末を導入。さらに、電子黒板や書画カメラなどの機器を整備し、ICTを活用した授業の基盤を築きました。

◆ これまでに実現したICT教育の取り組み
現在、八千代市の小中学校では、次のようなICT活用が実現しています。
電子黒板を全教室に導入 → 多様な学びを実現
1人1台タブレット端末の整備 → どこでも学習可能な環境
学級閉鎖時のタブレット持ち帰り → 継続的な学習をサポート
WEB会議システムの活用 → オンライン会議や授業を実施
校務のデータ化 → 教職員の業務を効率化

八千代市では、全国に先駆けてICT環境を整備したことで、学びの多様化や教職員の働き方改革に大きく貢献してきました。
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▲ 八千代市立大和田南小学校特別活動での食育の授業の様子

2. 令和7年9月、ICT教育がさらに進化!
さて、こうしてひと足早くスタートした八千代市のICT教育ですが、やがて必ず迎える端末やシステムの更新に向けて検討を重ねてきました。これまでの取り組みをさらに発展させ、八千代市は令和7年9月に新システムへリニューアルします。
どのように教育DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むのか、注目のポイントをご紹介します。

🔽 1人1台端末の「日常的な持ち帰り」が可能に
~家庭学習がより充実~
・ワークシートや動画を活用した予習・復習
・調べ学習や発表資料の作成が自宅でも可能に
・ドリル学習アプリを使った習熟学習
・動画記録や作成した発表資料などの課題も家庭からオンラインで提出可能に

🔽 高速・大容量ネットワークでストレスフリーな学習環境へ
~全校で快適なICT活用が可能に~
・大規模校でも動画がスムーズに視聴可能
・タブレット端末の起動時間が短縮 → 授業の効率化

🔽 統合型校務支援システム導入で、業務の効率化
~教職員の負担軽減と学校運営の最適化~
・手書きや手作業を減らし、業務効率アップ
・教職員が必要な情報を一元管理・共有
・児童生徒の状況を 的確に把握し、適切な指導につなげる
【補足】
※統合型校務支援システムとは?
教務、保健、学籍、学校事務などの機能を統合したシステムのことです。学校運営を支える情報基盤として、教職員の業務効率化や児童・生徒の状況把握に役立ちます。


3. 八千代市の強み ICTで子ども達の環境・スキル向上へ

◆ ICTを活用した学びが広がる!
八千代市では、ICTを活用した 「個別最適な学び」「協働的な学び」「探究的な学び」を推進し、子どもたちの成長を支えています。
✅ 電子黒板で視覚的に分かりやすい授業
✅ タブレットを活用した個別学習で、一人ひとりの理解度に応じた指導
✅ グループ学習で、協力しながら課題解決に挑戦
✅ 探究的な学びを通じて、情報収集・整理・発表スキルを育成

中学校②傾き修正w800

小学校ICT教育⑥レタッチw800

小学校ICT教育④レタッチw800

また、学級閉鎖や不登校・長期欠席の児童生徒に対しても、ICTを活用した自宅学習のサポートを行い、学びを止めない環境を整えています。
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◆ 八千代市プレゼンテーションコンテストも開催
八千代市では、ICTを活用した「伝える力」の育成にも力を入れています。授業やクラブ活動、部活動でタブレット端末や電子黒板を活用し、自分の考えや調べたことを発表する機会が増えています。
「伝える力」は、これからの社会で求められる重要なスキルのひとつ。
八千代市では、ICTを活用してプレゼンテーションスキルを伸ばす機会を提供しています。
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▲ 八千代市立萱田南小学校社会科の授業の様子。こうしたシンキングツールを通して、プレゼンテーション能力やデザイン性を高めることができます。

そのほかにも、八千代市ではICTを活用したさまざまな取り組みを行っています。
授業の事例や新たな活用方法についてはぜひ八千代市教育委員会ICT通信をご覧ください。
【ご参考】
教育委員会ICT通信(八千代市教育委員会ホームページ)


これからも、「子どもたちの可能性を引き出し、伸ばす教育」を目指し、ICTを活用した先進的な学びの環境を整えてまいります。

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