1. GIGAスクール構想とは?
「GIGAスクール構想」とは、児童生徒が1人1台のタブレット端末を活用し、高速・大容量の通信ネットワークのもとで、より充実した学びを実現する取り組みです。従来の教育にICTを組み合わせることで、 主体的・対話的で深い学びを促し、授業の質を向上させることが目的です。
この実現に向けて国の補正予算が2019年12月に組まれ、多くの自治体が2020年度にゼロから環境整備を進めるなか、八千代市はいち早くICT教育を推進してきました。2018年2学期から市内の全小・中学校に無線LANを完備し、3名に1台のタブレットPC端末を導入。さらに、電子黒板や書画カメラなどの機器を整備し、ICTを活用した授業の基盤を築きました。
◆ これまでに実現したICT教育の取り組み
現在、八千代市の小中学校では、次のようなICT活用が実現しています。
✅ 電子黒板を全教室に導入 → 多様な学びを実現
✅ 1人1台タブレット端末の整備 → どこでも学習可能な環境
✅ 学級閉鎖時のタブレット持ち帰り → 継続的な学習をサポート
✅ WEB会議システムの活用 → オンライン会議や授業を実施
✅ 校務のデータ化 → 教職員の業務を効率化
2. 令和7年9月、ICT教育がさらに進化!
さて、こうしてひと足早くスタートした八千代市のICT教育ですが、やがて必ず迎える端末やシステムの更新に向けて検討を重ねてきました。これまでの取り組みをさらに発展させ、八千代市は令和7年9月に新システムへリニューアルします。
どのように教育DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むのか、注目のポイントをご紹介します。
🔽 1人1台端末の「日常的な持ち帰り」が可能に
~家庭学習がより充実~
・ワークシートや動画を活用した予習・復習
・調べ学習や発表資料の作成が自宅でも可能に
・ドリル学習アプリを使った習熟学習
・動画記録や作成した発表資料などの課題も家庭からオンラインで提出可能に
🔽 高速・大容量ネットワークでストレスフリーな学習環境へ
~全校で快適なICT活用が可能に~
・大規模校でも動画がスムーズに視聴可能
・タブレット端末の起動時間が短縮 → 授業の効率化
🔽 統合型校務支援システム※導入で、業務の効率化
~教職員の負担軽減と学校運営の最適化~
・手書きや手作業を減らし、業務効率アップ
・教職員が必要な情報を一元管理・共有
・児童生徒の状況を 的確に把握し、適切な指導につなげる
【補足】
【補足】
※統合型校務支援システムとは?
教務、保健、学籍、学校事務などの機能を統合したシステムのことです。学校運営を支える情報基盤として、教職員の業務効率化や児童・生徒の状況把握に役立ちます。
3. 八千代市の強み ICTで子ども達の環境・スキル向上へ
◆ ICTを活用した学びが広がる!
八千代市では、ICTを活用した 「個別最適な学び」「協働的な学び」「探究的な学び」を推進し、子どもたちの成長を支えています。
✅ 電子黒板で視覚的に分かりやすい授業
✅ タブレットを活用した個別学習で、一人ひとりの理解度に応じた指導
✅ グループ学習で、協力しながら課題解決に挑戦
◆ 八千代市プレゼンテーションコンテストも開催
八千代市では、ICTを活用した「伝える力」の育成にも力を入れています。授業やクラブ活動、部活動でタブレット端末や電子黒板を活用し、自分の考えや調べたことを発表する機会が増えています。
「伝える力」は、これからの社会で求められる重要なスキルのひとつ。
八千代市では、ICTを活用してプレゼンテーションスキルを伸ばす機会を提供しています。
八千代市では、ICTを活用してプレゼンテーションスキルを伸ばす機会を提供しています。

▲ 八千代市立萱田南小学校社会科の授業の様子。こうしたシンキングツールを通して、プレゼンテーション能力やデザイン性を高めることができます。
そのほかにも、八千代市ではICTを活用したさまざまな取り組みを行っています。
授業の事例や新たな活用方法についてはぜひ八千代市教育委員会ICT通信をご覧ください。
【ご参考】
教育委員会ICT通信(八千代市教育委員会ホームページ)
教育委員会ICT通信(八千代市教育委員会ホームページ)
これからも、「子どもたちの可能性を引き出し、伸ばす教育」を目指し、ICTを活用した先進的な学びの環境を整えてまいります。