先日、Twitterに「八千代緑が丘に新しい中学校建設をしないのか?」というご質問を頂きました。今回はこの点についてお話したいと思います。
 
近年、八千代緑が丘駅前に多くのマンションが立ち並び、緑が丘西の開発が進む中でも沢山のファミリー世帯がお住まいになられています。
平成22年(2010年)にはみどりが丘小学校が開校していますし、同じように私も「この地区には中学校が足りないのではないか?」という懸念を抱いておりましたから、市長就任後すぐに市教育委員会に話をしました。
その際、「この地域の生徒数に対して、中学校が足りるのかどうか?」について、今後の推移とピーク時での受け入れ人数の状況について調査した結果、市教育委員会の試算によれば「既存の中学校2校でカバー出来る」という結果に至りました。

この2校とは、「高津中学校」と「睦中学校」です。
高津中学校には、高津小・西高津小・新木戸小の子ども達に加え、みどりが丘小の学区から約半分の子ども達が進学します。また、睦中学校には睦小とみどりが丘小の残り半分の学区の子ども達が進学することになっています。
しかしながら、新木戸小・みどりが丘小はどちらも私立中学校などへ進学するケースが多く、小学校児童数がそのまま中学校生徒数とならず、結果的に既存の中学校2校でも十分対応できているのが現状です。

一方で、市全体における既存の学校建物の状況についてもお話しなければなりません。
既に耐震工事や洋式トイレ、エアコン設備の導入は済んでいますが、市内小中学校の校舎老朽化対策が急務になっています。
既存の公立小中学校の校舎を手入れし、少しでも長く活用していこうという「学校長寿命化計画」を進めています。特に、外壁塗装改修については、公共施設の再配置や統廃合を含めた市内全体の最適化を目的とした「公共施設等個別施設計画」の中にも組み入れて検討を進めており、今年度は、専門家による各学校の損傷状況調査を進め、ランク付けして改修する順番を決定する予定です。

子ども達を育む学校環境について、今後も引き続き取り組んでまいります。

(追記)
この考察後、改めて詳しく経緯を確認した件についてこちらのブログで報告しました。