今回は、昨年2019年4月から駐車料金が「入庫後1時間まで無料」とすることが出来た八千代広域公園駐車場についてお話します。
あれから1年間で、利用状況にどの程度変化があったのでしょうか?

最近八千代市へお越しになった方にご説明しますと、TRC八千代中央図書館や陸上競技場に隣接する駐車場は、平成27年(2015年)オープン当初から「4時間ごとに300円」の料金がかかっており、「施設が利用しにくい!」と市民の皆さんから多くの声を頂いていました。
それにも関わらず対応できなかったのは、この駐車場を含む新川両岸一帯が「県立公園」であることに原因がありました。県が管理しているため、駐車料金は市の財源にはならず県の収益となります。県立公園の駐車場は、他市と不公平感が出ないように「県内一律の料金設定」となっており、変更することが難しいとされていたのです。
実際、「八千代市だけ値下げしたり、時間の区切り方などを含めた料金体系を変更することができない」と県から回答されており、2017年4月のブログ記事でも詳しくお話しています。
「中央図書館の駐車場利用料金について」(2017年04月19日ブログ)
実現は厳しいとされてきた県立公園駐車場の料金見直しですが、それでもどうにか市民の皆さんに利用しやすい条件にならないかと、市長就任後も模索しておりました。千葉県からは、「年間3千万円程度かかる園内全体の施設管理を市側で行うのであれば、料金設定の変更を認める」との話もあったのですが、それでは市の費用負担が大きすぎるので現実的ではありません。
しかしながら、県の幹部職員だった前副市長※の熱心な働きかけにより、駐車場と外トイレ施設の「部分管理」が認められることとなり、昨年4月から「入庫後1時間無料」という料金設定の変更を、ようやく実現することが出来ました。
※補足
前副市長は、私が市長就任後すぐに選任し県から来ていただいた方です。副市長は4年間空席だったので、就任後すぐに森田県知事に適任者のリストアップを依頼。面接を経て財政のことや東葉高速の合併などを進める上で知識に明るい伊勢田氏を選任しました。
さて、料金体系を変更したことで、実際にはどの程度利用者に変化があったのでしょうか?
無料化前の「平成30年度」と、無料化後の「平成31年度(令和元年度)」における、各月の利用台数で比較してみました。

この比較結果から、年度合計では2倍以上の伸びが確認できました。
ただ、令和元年度の3月分については、新型コロナウイルスの影響から利用台数が減少しているため、影響を受けていなければもう少し伸びていたとの見通しです。
また、以前はロータリーの路駐が問題になっていましたが、この「1時間無料」の運用を始めて以降、状況は大幅に改善されました。現在も皆無ではありませんが、主にブックポストへの返却のために一時的に駐車する方がいらっしゃる程度で、基本的には皆さん駐車場をご利用頂けているとの報告を受けています。
収束の目処が立たない新型コロナウイルスですが、中央図書館も対策をしながら少しずつ利用を緩和しています。一日も早く通常に戻り、多くの方に気軽に利用していただければと考えています。
(参考)
八千代広域公園|県立都市公園(県ホームページ)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kouen/toshikouen/guidemap/yachiyo.html
県立八千代広域公園駐車場(市ホームページ)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page100033.html
あれから1年間で、利用状況にどの程度変化があったのでしょうか?

最近八千代市へお越しになった方にご説明しますと、TRC八千代中央図書館や陸上競技場に隣接する駐車場は、平成27年(2015年)オープン当初から「4時間ごとに300円」の料金がかかっており、「施設が利用しにくい!」と市民の皆さんから多くの声を頂いていました。
それにも関わらず対応できなかったのは、この駐車場を含む新川両岸一帯が「県立公園」であることに原因がありました。県が管理しているため、駐車料金は市の財源にはならず県の収益となります。県立公園の駐車場は、他市と不公平感が出ないように「県内一律の料金設定」となっており、変更することが難しいとされていたのです。
実際、「八千代市だけ値下げしたり、時間の区切り方などを含めた料金体系を変更することができない」と県から回答されており、2017年4月のブログ記事でも詳しくお話しています。
「中央図書館の駐車場利用料金について」(2017年04月19日ブログ)
実現は厳しいとされてきた県立公園駐車場の料金見直しですが、それでもどうにか市民の皆さんに利用しやすい条件にならないかと、市長就任後も模索しておりました。千葉県からは、「年間3千万円程度かかる園内全体の施設管理を市側で行うのであれば、料金設定の変更を認める」との話もあったのですが、それでは市の費用負担が大きすぎるので現実的ではありません。
しかしながら、県の幹部職員だった前副市長※の熱心な働きかけにより、駐車場と外トイレ施設の「部分管理」が認められることとなり、昨年4月から「入庫後1時間無料」という料金設定の変更を、ようやく実現することが出来ました。
※補足
前副市長は、私が市長就任後すぐに選任し県から来ていただいた方です。副市長は4年間空席だったので、就任後すぐに森田県知事に適任者のリストアップを依頼。面接を経て財政のことや東葉高速の合併などを進める上で知識に明るい伊勢田氏を選任しました。
さて、料金体系を変更したことで、実際にはどの程度利用者に変化があったのでしょうか?
無料化前の「平成30年度」と、無料化後の「平成31年度(令和元年度)」における、各月の利用台数で比較してみました。

この比較結果から、年度合計では2倍以上の伸びが確認できました。
ただ、令和元年度の3月分については、新型コロナウイルスの影響から利用台数が減少しているため、影響を受けていなければもう少し伸びていたとの見通しです。
また、以前はロータリーの路駐が問題になっていましたが、この「1時間無料」の運用を始めて以降、状況は大幅に改善されました。現在も皆無ではありませんが、主にブックポストへの返却のために一時的に駐車する方がいらっしゃる程度で、基本的には皆さん駐車場をご利用頂けているとの報告を受けています。
収束の目処が立たない新型コロナウイルスですが、中央図書館も対策をしながら少しずつ利用を緩和しています。一日も早く通常に戻り、多くの方に気軽に利用していただければと考えています。
(参考)
八千代広域公園|県立都市公園(県ホームページ)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kouen/toshikouen/guidemap/yachiyo.html
県立八千代広域公園駐車場(市ホームページ)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/142500/page100033.html