6月には落ち着いてきたかのように思われていた新型コロナウイルスですが、千葉県内はじめ近隣都県で陽性者の報告が増え始め、今月に入って再び八千代市内でも感染者が確認され始めました。
市民の皆さんからも、Twitterでこのようなコメントが寄せられています。
そこで今回は、新型コロナウイルス第2波に備えた八千代市の対応について、特に教育面と独自支援策の2点に絞ってお話します。
1.オンライン授業導入の進捗について
八千代市には、公立小中学校が計33校あります。
いずれの学校も普通教室にLAN整備した上で、電子黒板や(一人一台使用できる)タブレット型パソコン、学習支援ソフトウェアなどを2018年9月から一斉導入(6年間のリース運用)しており、教育のICT化活用事業に取り組んできました。
しかしながら「家庭と学校を結ぶオンラインによる活用」という使い方は想定しておらず、(設備的な環境は整っていても)現場でオンライン学習に対応できる人員の有無などさまざまな理由から、学校間で実施状況に格差が生じてしまいました。
実際に5月時点で活用出来ていたのは数校であったと聞いています。
6月の分散登校頃には、主に中学生を対象とした学習フォローに取り入れたり、家庭でネット環境が無い生徒に対して学校のICTルームを提供するなど、導入状況に進展が見られるようになりました。
その後は通常日課に戻りオンラインは不要になったものの、いつまた第2波が来るとも限りませんでしたから、市教育委員会では未対応の学校へオンライン学習環境の整備を促してまいりました。
現時点での状況を確認したところ、「市内すべての小中学校で、いつ休校措置が取られてもすぐオンライン学習へ切り替えができるよう早急に対応を進めている」という回答を得ています。全33校が準備完了との報告を早期に実現できるよう、改めて市教委に要請したところです。
(休校措置の判断について)
八千代市では、市内公立小中学校に通う児童生徒に一人でも陽性が確認された場合は、当該学校を即日休校にします。なお、休校期間は習志野保健所の指導のもと決定されます。最低3日間、状況によっては10日間程度と聞いていますが、こればかりは実際に発生した時点で保健所の判断となります。
また、児童生徒に濃厚接触者が発生した場合、該当者は出席停止となりますが、学校自体の休校は「陽性」が確認されるまで行われません。これは、今のところ実際に濃厚接触者に指定した方をPCR検査した結果、ほとんど陽性が出ない状況であることを踏まえたものです。
6月中旬まで行ってきた休校措置や分散登校の影響で、夏休み短縮や土曜授業の導入をしても現時点でかなりギリギリの授業時間となっています。
これ以上の休校を出来るだけ回避しつつも、感染拡大防止と両立させるための判断です。
同じ理由から、休校は陽性が発生した学校のみとし、近隣の小中学校は休校措置を取りません。とは言え、市内複数校で発生し始めるなど状況がより複雑に悪化した場合は、対応について速やかに協議・判断します。
学校教育で学ぶすべてがオンライン学習で対応できるわけではありませんので、出来る限り登校できる環境を維持できるように、引き続き市教育委員会や各学校と連携を図りながら、感染防止対策に取り組んでまいります。
2.八千代市の独自支援策について
6月末に新型コロナウイルス感染症に伴う独自支援策第3弾を専決処分し、いずれもすでに実施しておりますが、同時に第4弾の内容についても市役所関係各所で取り纏めを進めております。
第1弾から第3弾までは、とにかくスピーディーさを優先し、急を要する方々への対策を中心に行ってまりましたが、財政的にも限られた予算を投じることになりますから、次の施策は多少時間を使って問題点を洗い出し、より効果的な支援について整理しながら検討を進めています。
早い段階で執行部での取り纏めが済むようであれば、再び専決処分を考えています。
第4弾支援策の内容については、再び金銭的な支援も含まれるだろうと見込んでいますが、概要が報告できるタイミングになりましたら、速やかにTwitterもしくはブログ等で皆さんにお伝えしてまいります。
PCR検査結果について
余談ですが、「濃厚接触者のPCR検査結果は正しいのか?」といった不安が生じているようです。
これに関してお伝えしておきます。
保健所では陽性者が発生した場合、濃厚接触者と思われる方々に聴き取り調査を実施した上で濃厚接触者を指定し、検査を実施しています。
そのため、例えば同じ「園児」であっても、検査対象は一律ではありません。
また、結果に関しましても、結果を偽って陰性とすることは一切ありませんのでご安心ください。
※補足
濃厚接触者が生徒児童の場合、出席停止となります。その後、感染の恐れが無いと医師に認められるまで登校を控える措置を取ります。
(市教育委員会より)
https://www.yachiyo.ed.jp/yachiyo/wp-content/uploads/2020/06/PDF-1.pdf
新型コロナウイルスがどのような経路で、どのような形で感染を広げているのか、不透明な部分が大きくご不安になられることが多いと思います。
市としても出来る限り速やかに対応し、市民の皆さんへ過度なご心配をお掛けしないよう配慮してまいります。
市民の皆さんからも、Twitterでこのようなコメントが寄せられています。
うちは子供の年齢的にオンラインを自宅で受けていますが、小中高などはどうなっていらっしゃいますか?
— ミュゲ (@lalucemm) July 12, 2020
不安な市民の方も多いと思いますので八千代市の今後のコロナに関する取り組みを教えてください。市の財政も厳しいかと思われますが...
— らっきょ (@hcmnVe4VGmCt9dM) July 12, 2020
そこで今回は、新型コロナウイルス第2波に備えた八千代市の対応について、特に教育面と独自支援策の2点に絞ってお話します。
1.オンライン授業導入の進捗について
八千代市には、公立小中学校が計33校あります。
いずれの学校も普通教室にLAN整備した上で、電子黒板や(一人一台使用できる)タブレット型パソコン、学習支援ソフトウェアなどを2018年9月から一斉導入(6年間のリース運用)しており、教育のICT化活用事業に取り組んできました。
しかしながら「家庭と学校を結ぶオンラインによる活用」という使い方は想定しておらず、(設備的な環境は整っていても)現場でオンライン学習に対応できる人員の有無などさまざまな理由から、学校間で実施状況に格差が生じてしまいました。
実際に5月時点で活用出来ていたのは数校であったと聞いています。
6月の分散登校頃には、主に中学生を対象とした学習フォローに取り入れたり、家庭でネット環境が無い生徒に対して学校のICTルームを提供するなど、導入状況に進展が見られるようになりました。
その後は通常日課に戻りオンラインは不要になったものの、いつまた第2波が来るとも限りませんでしたから、市教育委員会では未対応の学校へオンライン学習環境の整備を促してまいりました。
現時点での状況を確認したところ、「市内すべての小中学校で、いつ休校措置が取られてもすぐオンライン学習へ切り替えができるよう早急に対応を進めている」という回答を得ています。全33校が準備完了との報告を早期に実現できるよう、改めて市教委に要請したところです。
(休校措置の判断について)
八千代市では、市内公立小中学校に通う児童生徒に一人でも陽性が確認された場合は、当該学校を即日休校にします。なお、休校期間は習志野保健所の指導のもと決定されます。最低3日間、状況によっては10日間程度と聞いていますが、こればかりは実際に発生した時点で保健所の判断となります。
また、児童生徒に濃厚接触者が発生した場合、該当者は出席停止となりますが、学校自体の休校は「陽性」が確認されるまで行われません。これは、今のところ実際に濃厚接触者に指定した方をPCR検査した結果、ほとんど陽性が出ない状況であることを踏まえたものです。
6月中旬まで行ってきた休校措置や分散登校の影響で、夏休み短縮や土曜授業の導入をしても現時点でかなりギリギリの授業時間となっています。
これ以上の休校を出来るだけ回避しつつも、感染拡大防止と両立させるための判断です。
同じ理由から、休校は陽性が発生した学校のみとし、近隣の小中学校は休校措置を取りません。とは言え、市内複数校で発生し始めるなど状況がより複雑に悪化した場合は、対応について速やかに協議・判断します。
学校教育で学ぶすべてがオンライン学習で対応できるわけではありませんので、出来る限り登校できる環境を維持できるように、引き続き市教育委員会や各学校と連携を図りながら、感染防止対策に取り組んでまいります。
2.八千代市の独自支援策について
6月末に新型コロナウイルス感染症に伴う独自支援策第3弾を専決処分し、いずれもすでに実施しておりますが、同時に第4弾の内容についても市役所関係各所で取り纏めを進めております。
第1弾から第3弾までは、とにかくスピーディーさを優先し、急を要する方々への対策を中心に行ってまりましたが、財政的にも限られた予算を投じることになりますから、次の施策は多少時間を使って問題点を洗い出し、より効果的な支援について整理しながら検討を進めています。
早い段階で執行部での取り纏めが済むようであれば、再び専決処分を考えています。
第4弾支援策の内容については、再び金銭的な支援も含まれるだろうと見込んでいますが、概要が報告できるタイミングになりましたら、速やかにTwitterもしくはブログ等で皆さんにお伝えしてまいります。
PCR検査結果について
余談ですが、「濃厚接触者のPCR検査結果は正しいのか?」といった不安が生じているようです。
不思議だな。
— でいじん。 (@greeeeeeeeeenda) July 12, 2020
保育園児の感染の件。
両親も陰性。
濃厚接触者も陰性。
じゃ、だれが陽性?
濃厚じゃない接触者ってこと!?
もしくは、偽陰性。 https://t.co/0WGZ4srby6
情報提供ありがとうございます。
— r28 cosmos (@CosmosR28) July 13, 2020
すべて陰性とは逆に不安ですね。いったいどこから…。
濃厚接触者の範囲等も県の基準が不明瞭ですね…。ご両親は陰性だったと記憶してますが。
千葉市で保育士が感染した際は保育士園児全員の検査をしていましたが、県はそこまでやっていないような。
これに関してお伝えしておきます。
保健所では陽性者が発生した場合、濃厚接触者と思われる方々に聴き取り調査を実施した上で濃厚接触者を指定し、検査を実施しています。
そのため、例えば同じ「園児」であっても、検査対象は一律ではありません。
また、結果に関しましても、結果を偽って陰性とすることは一切ありませんのでご安心ください。
※補足
濃厚接触者が生徒児童の場合、出席停止となります。その後、感染の恐れが無いと医師に認められるまで登校を控える措置を取ります。
(市教育委員会より)
https://www.yachiyo.ed.jp/yachiyo/wp-content/uploads/2020/06/PDF-1.pdf
新型コロナウイルスがどのような経路で、どのような形で感染を広げているのか、不透明な部分が大きくご不安になられることが多いと思います。
市としても出来る限り速やかに対応し、市民の皆さんへ過度なご心配をお掛けしないよう配慮してまいります。