八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

4月7日、「西八千代地区の中学校対策の方針決定の時期を延期する」ことを八千代市ホームページや教育委員会のページで公表しました。
この件について、市民の皆さまから「市長からも直接、発信してほしい」との声をいただきましたので、改めて私から現時点の状況をお伝えします。

20250416小中学校延期について
2025年4月7日 西八千代地区の小中学校の対応について(市ホームページ)
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/57/25813.html

▼ Xにコメントをいただきました。
20250410X質問改


1. 既存施設の活用を基本に進めています

西八千代地区における中学校対策については、これまでの検討をふまえ、「市立小中学校」または「県立高校」といった既存の教育施設を活用する形で進めていくことが決まっています。

この経緯や背景については、私のブログ【2024年6月24日掲載の記事】にて詳しくご紹介していますので、あわせてご覧いただければと思います。



2. 今後の見通しについて

◆ 市立小中学校の活用
市立小中学校の校舎を活用する場合の検討については、これから「八千代市学校適正配置検討委員会」において統合なども視野に入れた学校活用の検討が、集中的に進みます。

◆ 県立高校の活用
県立高校の校舎を活用する場合の検討については、現在千葉県教育委員会が進めている「県立高校改革推進プラン」の今後の展開によって、中学校施設に活用できるかどうかの判断が行われることになります。
なお、今回活用を検討している当該校を含めた県立高校の今後については、令和7年度(2025年度)上半期中には、「第2次実施プログラム(案)」という形で県教委から示される見込みです。

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今回の「方針決定の時期の延期」により、不安なお気持ちになられた方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは、より良い対策をしっかりと定めるための前向きな判断であることをご理解いただければと思います。

市としては、今後も地域の皆さまの声を大切にしながら、西八千代地区の中学校対策に向けて丁寧かつ着実に取り組んでまいります。

引き続きのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。


【 ご参考/過去の関連ブログ記事 】

~八千代市のまちづくりと財政運営を考える~

最近、新しい小学校や市庁舎、防災道の駅など、大きな計画が次々と進んでいますので、
「未来にツケを回すことにはならないのか」
「箱モノ行政になっていないか?」
といったご心配の声をいただくことがあります。

たしかに、大きな事業が続くと、財政が大丈夫なのか不安になるお気持ちはよく分かります。
そこで今回のブログでは、市の考え方と財政運営の実情、そしてこれからの八千代市の未来についてお話しします。


1.「必要な投資」で市民の暮らしを守る

まず前提として、現在進めている大型事業はいずれも【将来のために先送りできない】から【今取り組むべきだと判断した】事業です。

たとえば、西八千代地区に建設中の新設小学校。
児童数の増加に伴う小学校不足を解消するために2026年4月開校を目指して進めている事業で、子どもたちが安全で快適に学び成長できる環境を整えることは、まちの未来を築く土台ですから後回しにするわけにはいきません。
先送りすればするほど建設コストは上がり、仮設校舎など余計な経費もかかることになります。

新設小学校イメージ

市庁舎の整備も同じです。
いつ発生してもおかしくない大地震への対策が最優先の課題となる今、耐震性能を確保し、災害時にも対応できる体制を整えることは喫緊の課題です。
災害が起きた際、市の司令塔となる庁舎が機能を失えば、市民の命を守ることはできません。
これも決して贅沢な話ではなく、命を守る投資だと私は考えます。

防災道の駅や市民体育館の改修も、ふだんの便利さだけでなく、災害時の避難拠点としての役割が期待されています。
暮らしの安心につながる事業であり、今やらなければならない課題だからこそ「今」取り組んでいるのです。


2.財政はしっかり「見える化」しながら運営

財政についても、「歳出超過」という言葉だけが一人歩きしていますが、実際はもう少し複雑です。

市は中長期の財政見通しをきちんと立てていますし、基金(いわば市の貯金)の計画的な活用や、市債の健全な管理もしています。確かに一時的に支出が増える局面ではありますが、それは必要な時期に必要な投資をしているからです。
それでも計画の範囲内で進められていることは、公開されている財政資料でも確認できます。

もちろん、市も「何でもかんでもやる」わけではありません。
事業の優先順位付けや、補助金の活用、工事費の精査など、財源の確保に向けた努力も進めています。

例えば、直近の予算でも、税収が引き続き堅調に伸びると見込まれるなかで、小中学校の整備には国の補正予算で用意された補助金を活用しています。また、庁舎建設や学童保育所の設備整備には、将来の負担を抑えるため、交付税措置のある有利な起債を活用するなど、見直しを行いました。
さらに、公共施設の計画的な改修に備えた基金も積み増すなど、将来を見据えた財政運営にしっかり取り組んでいます。
詳しくは下グラフをご参照ください。

「市民のために必要なことは進める」
「必要のないものはやめる」
私はこの考えを大切にしながら、財政の健全化とまちづくりの両立を図ってまいりました。

八千代市の財政について_改_基金残高の推移
▲ 基金残高の推移
家計で言えば、いわゆる預貯金です。
庁舎や小中学校などの公共施設は、老朽化が進んでいますが、こうした課題にしっかり備えるため、市では「庁舎整備基金」や「公共施設等整備基金」を計画的に積み立てています。
将来の大きな財政負担を軽減し、安定した市の運営を続けられるよう準備を進めています。


八千代市の財政について_改_市債発行額・元金償還額・市債残高の推移
▲ 市債発行額・元金償還額・市債残高の推移
家計で言えば、ローンなどの借り入れにあたります。
「市債の発行額を償還額以下に抑える」という方針のもと、令和6年度までは市債残高は減少傾向が続いてきました。ただし、令和7年度以降は、庁舎建設やみどりが丘小学校の分離新設、市民体育館の改修、防災道の駅やちよの整備など、大規模な工事が予定されているため、一時的に市債残高が増える見込みです。今後も計画的に残高を減らしていく方針は維持しながら、引き続き縮減に努めてまいります。


3.「選ばれる八千代」へ。今の投資は未来への種まき

よく「選択と集中」と言われますが、八千代市はまさにその姿勢です。
今進めている事業は「市民生活に直結するもの」にしぼっています。

たとえば、住みよい環境をつくることで人口流入を促し、将来の税収増加につなげる。
子育て世代が安心して暮らせるまちにすることで、企業誘致やまちの活性化につなげる。
こうした「未来への投資」が、まちの好循環を生み出すのです。

私は、八千代市が【住みたいまち】【行きたいまち】【働きたいまち】として「選ばれる」まちづくりを目指し、さまざまな取り組みを進めていきたいと考えています。
人口が増えれば市税も安定し、まちのサービスも充実。
今回進めているような新しい施設整備は、将来の税収増加を見据えた好循環の一部でもあるのです。

何も投資をせず「ツケを回さない」ことだけを考えてしまえば、かえって未来の市民生活が苦しくなってしまうかもしれません。
もし、必要な整備を怠り、子どもたちを遠くの学校に通わせたり、耐震性の低い庁舎のままにしておいたら…。
たとえ財政が黒字でも、市民生活は豊かと言えるでしょうか?

市民の皆さんにとって本当に必要な投資を精査し、皆さんからお預かりした大切な市税は、市民の暮らしと未来を支えるためにしっかりと活用してまいります。

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▲ さまざまな機会で市民の方からお声をいただいております。

市の財政運営がこれからも健全であるためには、【市民の目】もとても大切です。
皆さんが市政に関心を持ち、意見を交わすことが、まちをより良くする力になります。
私はそうした皆さんの声を受け止めながら、必要な事業には果敢に挑戦し、不要なものは見直す姿勢を大切にしてきました。

今、八千代市は、必要なことにはしっかり取り組みつつ、無駄なことは省く姿勢で進んでいます。
これからもブログやSNSなどを通して、皆さんに分かりやすくお話していきたいと思いますので、ぜひ一緒に八千代の未来を考えていきましょう!

駅頭でのごあいさつや、市の各種行事などでお会いした際にはぜひお気軽にお声がけください。

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近年、全国的に特殊詐欺や強盗事件が相次いで発生し、防犯に対する意識の重要性が高まっています。八千代市も例外ではなく、市民の皆さんが安全・安心に暮らせるまちづくりを進めるために、防犯対策の強化が求められています。
そこで、現在の防犯対策の実態と、私が考えるこれからの視点についてご紹介します。

1. 八千代市の防犯対策の現状

◆ 防犯環境の整備
防犯カメラの設置・維持管理
現在、市内には70台の防犯カメラが設置されています。主に繁華街など人通りの多い場所に設置し、事件・事故の未然防止や早期解決に貢献しています。
【防犯カメラ設置の状況】
平成26年:20台
平成28年:10台
平成29年:12台
平成30年:10台
令和元年:10台
令和 2年: 8台
【補足】
・平成26年から防犯カメラを設置(現在 計70台)
・令和7年度には、平成26年度設置の10台を更新予定
・防犯カメラの増設に向け、八千代警察署や教育委員会と協議中(今後の整備方針も検討)

防犯灯の管理・LED化
平成26年に自治会から市に移管された防犯灯を含め令和6年度末で15,766灯を市で管理し、維持・整備を行っています。LED化による省エネルギー化も推進しています。

◆ 防犯啓発活動の推進
市民への情報提供
市の広報誌やホームページ、情報メールを通じて、最新の犯罪手口や注意喚起を行っています。また、八千代警察署と協力し、年金支給日に駅周辺で特殊詐欺防止の啓発活動を実施しています。

自主防犯パトロールへの支援
地域住民による防犯パトロール活動を支援し、活動団体には防犯用品の貸与や補助金を交付しています。
【補足】
・八千代警察署登録の自主防犯パトロール隊に防犯用品を貸与
・自主防犯組織「八千代市防犯組合連合会」に補助金(50万円)を交付し、事務作業を支援。

高齢者への特殊詐欺対策
年金支給日に行っている特殊詐欺防止の啓発活動のほか、70歳以上の方には、詐欺対策のための簡易通話型録音機「録音チュー」を無償配布するなど、被害の未然防止を図っています。
【補足】
・青パト等による注意喚起
・警察の要請に基づく防災無線等による注意喚起


2. 他市との比較と八千代市の独自性

◆ 他市との比較
防犯対策事業は他の市町村でも主体は警察のため、啓発活動中心の活動となっています。近隣市の防犯対策を見ても、個人宅への防犯対策補助を行っている自治体は船橋市(上限2万円)のみで、千葉県内ではまだ少数派です。
参考までに、東京都においても一部で上限1万円の補助を行っていますが、まだ十分ではないのが現状です。
【補足】
・船橋市は県内初の「住まいの防犯対策補助事業」を令和7年度から開始
・防犯用品の購入費(工事費含む)の2分の1を補助(上限20,000円/世帯)
・千葉県内では船橋市のみ、東京都の一部区市では上限1万円で実施

◆ 近隣市における市設置の防犯カメラ設置台数
(令和6年3月末時点)
・千葉市 75台
・佐倉市 48台
・習志野市 72台
・船橋市 3台
・市川市 276台
・浦安市 126台
・流山市 147台
八千代市 70台
これらに加えて、千葉県警が県内120台、うち八千代市内10台の防犯カメラを別途設置しています。
なお、千葉県自体は防犯カメラの設置はしておりませんが、公道その他の不特定多数の人が往来する公共の場所に市町村が防犯カメラを設置する際には補助事業を実施しています(上限20万円・更新10万円)。
【ご参考】
防犯カメラの設置について(市ホームページ)
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/11/2121.html

◆ 八千代市独自の取り組み状況
防犯カメラ助成制度
自治会などが設置する防犯カメラに対し、最大20万円(県・市で折半)を補助しています。現在までに13団体、計28台の防犯カメラ設置に補助金を交付しております。
【ご参考】
八千代市防犯カメラ設置事業補助金(市ホームページ)
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/11/2180.html

防犯灯の維持管理
防犯灯の維持管理を市が直接行っているのは八千代市と習志野市のみであり、他市では自治会が管理し、補助金を受ける形が一般的です。
船橋市・市川市・浦安市・佐倉市では、自治会管理で補助金を交付しています。
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3.「防犯のまち八千代」へ

こうした状況を踏まえ、私は今後さらなる防犯強化を進め、「防犯のまち八千代」を市内外へアピールすることで市民の皆さまが安心して暮らせる環境づくりを実現したいと考えています。

◆ 防犯用品の個人助成制度の検討
最近では、自宅にいるにも関わらず強盗被害に遭う事件も増えています。
こうした犯罪に対応するため、私は八千代市でも「個人宅への防犯用品設置支援」 に取り組まなければならないと考えます。
現在、自治会が防犯カメラを設置する際には補助金を交付していますが、個人が設置する場合の助成制度はありません。そこで、個人のご家庭にも防犯用品を設置しやすくするための補助制度を創設できないか検討を進め、さらに市単独の支援に留まらず、千葉県とも連携してより多くの皆さまがご家庭での防犯対策を強化できるよう努めてまいります。
加えて、現在は主に人通りの多い繁華街を中心に設置している防犯カメラを設置していますが、新たに公園など不特定多数の人が往来する公共の場にも増設できないか検討したいと思っています。

◆ 地域と連携した防犯ネットワークの構築
市内の各所に設置された防犯カメラの情報を、市と警察が共有できるような仕組みを整えることで、事件発生時にスムーズな情報提供ができる体制を目指したいと考えます。
現在、八千代市には井戸水の登録制度がありますが、このように市民の皆さんとの協力体制をつくることで、抑止力の強化と八千代市全体の防犯力の底上げを図っていきたいと思います。


防犯対策は、市だけでなく市民の皆さん一人ひとりのご協力があってこそ成り立ちます。
市民の皆さんには、日頃から「怪しい電話に出ない」「地域での見守りを強化する」など、身近な防犯対策にもご協力をお願い申し上げます。

今後も 「防犯のまち八千代」 を目指し、市民の皆さんと共に安心・安全なまちづくりに取り組んでまいります。

1. GIGAスクール構想とは?
「GIGAスクール構想」とは、児童生徒が1人1台のタブレット端末を活用し、高速・大容量の通信ネットワークのもとで、より充実した学びを実現する取り組みです。従来の教育にICTを組み合わせることで、 主体的・対話的で深い学びを促し、授業の質を向上させることが目的です。

この実現に向けて国の補正予算が2019年12月に組まれ、多くの自治体が2020年度にゼロから環境整備を進めるなか、八千代市はいち早くICT教育を推進してきました。2018年2学期から市内の全小・中学校に無線LANを完備し、3名に1台のタブレットPC端末を導入。さらに、電子黒板や書画カメラなどの機器を整備し、ICTを活用した授業の基盤を築きました。

◆ これまでに実現したICT教育の取り組み
現在、八千代市の小中学校では、次のようなICT活用が実現しています。
電子黒板を全教室に導入 → 多様な学びを実現
1人1台タブレット端末の整備 → どこでも学習可能な環境
学級閉鎖時のタブレット持ち帰り → 継続的な学習をサポート
WEB会議システムの活用 → オンライン会議や授業を実施
校務のデータ化 → 教職員の業務を効率化

八千代市では、全国に先駆けてICT環境を整備したことで、学びの多様化や教職員の働き方改革に大きく貢献してきました。
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▲ 八千代市立大和田南小学校特別活動での食育の授業の様子

2. 令和7年9月、ICT教育がさらに進化!
さて、こうしてひと足早くスタートした八千代市のICT教育ですが、やがて必ず迎える端末やシステムの更新に向けて検討を重ねてきました。これまでの取り組みをさらに発展させ、八千代市は令和7年9月に新システムへリニューアルします。
どのように教育DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むのか、注目のポイントをご紹介します。

🔽 1人1台端末の「日常的な持ち帰り」が可能に
~家庭学習がより充実~
・ワークシートや動画を活用した予習・復習
・調べ学習や発表資料の作成が自宅でも可能に
・ドリル学習アプリを使った習熟学習
・動画記録や作成した発表資料などの課題も家庭からオンラインで提出可能に

🔽 高速・大容量ネットワークでストレスフリーな学習環境へ
~全校で快適なICT活用が可能に~
・大規模校でも動画がスムーズに視聴可能
・タブレット端末の起動時間が短縮 → 授業の効率化

🔽 統合型校務支援システム導入で、業務の効率化
~教職員の負担軽減と学校運営の最適化~
・手書きや手作業を減らし、業務効率アップ
・教職員が必要な情報を一元管理・共有
・児童生徒の状況を 的確に把握し、適切な指導につなげる
【補足】
※統合型校務支援システムとは?
教務、保健、学籍、学校事務などの機能を統合したシステムのことです。学校運営を支える情報基盤として、教職員の業務効率化や児童・生徒の状況把握に役立ちます。


3. 八千代市の強み ICTで子ども達の環境・スキル向上へ

◆ ICTを活用した学びが広がる!
八千代市では、ICTを活用した 「個別最適な学び」「協働的な学び」「探究的な学び」を推進し、子どもたちの成長を支えています。
✅ 電子黒板で視覚的に分かりやすい授業
✅ タブレットを活用した個別学習で、一人ひとりの理解度に応じた指導
✅ グループ学習で、協力しながら課題解決に挑戦
✅ 探究的な学びを通じて、情報収集・整理・発表スキルを育成

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小学校ICT教育⑥レタッチw800

小学校ICT教育④レタッチw800

また、学級閉鎖や不登校・長期欠席の児童生徒に対しても、ICTを活用した自宅学習のサポートを行い、学びを止めない環境を整えています。
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◆ 八千代市プレゼンテーションコンテストも開催
八千代市では、ICTを活用した「伝える力」の育成にも力を入れています。授業やクラブ活動、部活動でタブレット端末や電子黒板を活用し、自分の考えや調べたことを発表する機会が増えています。
「伝える力」は、これからの社会で求められる重要なスキルのひとつ。
八千代市では、ICTを活用してプレゼンテーションスキルを伸ばす機会を提供しています。
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▲ 八千代市立萱田南小学校社会科の授業の様子。こうしたシンキングツールを通して、プレゼンテーション能力やデザイン性を高めることができます。

そのほかにも、八千代市ではICTを活用したさまざまな取り組みを行っています。
授業の事例や新たな活用方法についてはぜひ八千代市教育委員会ICT通信をご覧ください。
【ご参考】
教育委員会ICT通信(八千代市教育委員会ホームページ)


これからも、「子どもたちの可能性を引き出し、伸ばす教育」を目指し、ICTを活用した先進的な学びの環境を整えてまいります。

千葉県内で水道料金の値上げが話題に!? でも八千代市は…
~暮らしを支える「水道水」と「下水」のいま~

現在、千葉県内では水道料金の値上げが注目されています。一方、八千代市の水道料金は県内でも比較的安価に抑えられていることをご存じですか?
さらに、物価高騰が続く中、市では国の交付金を活用し、水道料金の基本料金を合計10か月分免除。市民や事業者の負担軽減にも力を入れています。

では、なぜ八千代市の水道料金は安く抑えられているのか?
そして、今後も安定した料金を維持するための取り組みとは?
今回は、本市の水道水や下水に関するお話を紹介したいと思います。
上下水道庁舎

1. 水道料金について

◆ 
八千代市の水道料金のヒミツ
八千代市の水道料金が安価に抑えられている理由は、市内の地下水を活用し、安定した水道水の供給を実現しているからです。
八千代市の水道水は、市内の地下からくみ上げた井戸水と、北千葉広域水道企業団(千葉県・松戸市・野田市・柏市・流山市・我孫子市・習志野市・八千代市で構成)が利根川水系江戸川の水を高度浄水処理した水を混ぜて供給しています。
清浄な井戸水が豊富にあるため、水道料金を他市より比較的安く抑えることができています。

◆ 物価高騰対策として水道基本料金を免除!
物価高騰の影響を受ける市民・事業者の生活を守るため、八千代市では国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、水道料金の基本料金2か月分(令和7年2月・3月検針分)を免除しました。

申請不要でスムーズに支援!
水道普及率が99%を超えている八千代市では、この施策により多くの市民・事業者へ公平な支援を届けることができました。水道料金の請求時に減免を適用することで、申請手続きの手間を省き、迅速かつ確実に負担軽減を実施しました。

 1世帯あたり約13,400円の負担軽減!
この水道基本料金の免除は、令和4年10月分から実施されている対策です。
過去に実施した8か月分(令和4年10月~令和5年3月分、令和6年2月~3月分)と合わせて、今回で合計10か月分の免除となります。金額にすると、最も利用が多い水道メーター口径20mmの場合、基本料金は1か月あたり1,342円(税込)ですから、10か月分免除すると約13,400円(1,342円×10か月分)相当の負担軽減につなげることができました。
物価高騰が続いておりますので、今後も国の経済対策と連携しながら、さらなる支援策を検討してまいります。

◆ 未来の水道を守るために
水道水を安定して供給するためには、効率的な維持管理と合理的な経営が必要です。
八千代市では、今後の水道水の使用量の減少を見越して、現在7か所ある浄水場・給水場を3か所に集約する「八千代市水道施設再構築基本計画」を進めています。これにより、維持管理のコストを抑え、効率的な運営を目指します。
しかし、近年の物価や燃料費の上昇は水道事業の経営にも影響を及ぼしています。今後も適切な経営を進めながら、安全で安定した水道水の供給につとめてまいります。
給水場

▼ 村上給水場は令和5年12月に改良工事が完了しました。
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2. 市内の下水道管の状況

◆ 八潮市の道路陥没事故を受けて、八千代市も点検を実施
今年1月末、埼玉県八潮市で道路が突然陥没する事故が発生しました。その原因とされるのが、老朽化した下水道管(汚水管)の腐食です。これを受け、八千代市でも同じような問題がないか、市内の主要な下水道管の緊急点検を行いました。

◆ 点検結果は異状なし
その結果、口径1メートルを超える約2.2キロメートルの汚水管については、職員がマンホールを中心に目視点検を実施し、異状は確認されませんでした。
また、千葉県が管理する「印旛沼流域下水道」の一部についても、国土交通省の要請により点検が行われました。こちらも目視点検の結果、異状は認められず、国道など重要な道路の地下の空洞調査でも緊急対応が必要な下水道管は確認されておりません。
なお、市内で千葉県管理の流域下水道(口径2メートル)につながるのは一部で、ほとんどは直径20センチメートルの下水道管(枝線)です。

◆ 下水道の仕組みと腐食対策-見えない地下で何が起こっている?
八千代市の下水道は、自然の傾斜を利用して水を流す「自然流下方式」で整備されています。そのため、道路の地下には水道管やガス管よりも深い位置に汚水管が埋設されており、最終的には印旛沼周辺の13市町から集まった下水が、千葉市の花見川終末処理場などで処理され、海へと放流されます。

しかし、地形や他の埋設物の影響で、汚水の流れをスムーズにするためにポンプで汲み上げたり、道路の形に合わせて管の向きを変えたりする必要が出てきます。こうした場所では汚水の流れが乱れ、硫化水素というガスが発生しやすくなります。このガスが汚水管を腐食させる原因のひとつです。
そこで八千代市では、この現象が起こりやすい箇所について以下のような定期点検を行い、腐食の進行状況を確認しています。
【主な定期点検】
✅ 圧送管(ポンプで下水を送る管):吐き出し口を3年に1回点検
✅ 伏せ越し管(川や地下鉄等より下を通す管):3年に1回点検
✅ 汚水水管橋(川や道路を横断する汚水管専用の橋):5年に1回点検

本市はこうした定期的な点検を通じて、下水道管の老朽化による破損を防ぎ、事故を未然に防ぐ対策を講じています。市民の皆さんが普段目にすることのない地下の安全についても、しっかりと守る取り組みを進めておりますのでご安心ください。


八千代市は、皆さんの生活を支える「水道水」と「下水」を守るため、さまざまな工夫と努力を続けています。これからも安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。

八千代市長として2期目に取り組んできた成果を活かし、さらなるステップアップへとつなげるために。
私が今後実現したいと考えている八千代の未来について分かりやすく紹介したリーフを、皆さまにお配りしています。

(中面)
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3月25日の朝からは、市民の皆様へ直接お会いする駅での活動も始めました。
皆さんからいただくご意見、まちの声、励ましの言葉が私の力になります!
ぜひ私のリーフをお手に取っていただければ幸いです。
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八千代台駅にて

駅頭20250326朝_大和田駅-2レタッチ
大和田駅にて

駅頭20250327勝田台-1レタッチ
勝田台駅にて

駅頭20250328八千代中央駅-2レタッチ
八千代中央駅にて
茂呂県議も同行してくださいました。市・県と連携しながら取り組みを進めます!


一緒に八千代の未来について考えてみませんか?
駅でお会いできましたら、ぜひ私【はっとり友則】へお気軽にお声がけください。

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はっとり友則公式インスタグラム】でも取り組みについて紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください。
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「八千代市一番宣言の会」から発行されましたので、ご紹介します。

(以下、 「八千代市一番宣言の会」より)
『市長2期目就任から4年。どんなことに取り組んできましたか?』

(おもて面)
報告vol7_202501おもて面イメージ

(うら面)
報告vol7_202501うら面イメージ

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